ファッション小噺vol.70 ゴールデン・グローブ賞、ストで中止…で嬉しいのは誰?
現地時間の1月13日、アメリカはロサンゼルスでゴールデン・グローブ賞の発表が行われました。アメリカ映画界最大のお祭り、アカデミー賞の前哨戦としていつも話題になる授賞式ですが、今年はその華やかな式典の写真がありません。ビシッとブラックスーツでキメたイケメンの姿も、華やかなフォーマルドレスに身を包んだ女優たちの姿もなし。どこのメディアでも、その写真を掲載していないわけ。それは、授賞式自体がキャンセルとなったから。これには、昨年から続く、米国脚本家組合と米国映画テレビジョン製作者連合のストライキが影響しているのはご存知の通り。米国映画俳優組合が彼らを支持しているため、レッドカーペットを闊歩するはずのセレブリティたちが授賞席への出席をボイコット。これでは、やる意味なしということで、受賞者を読み上げるという記者会見形式でのTV放映となったわけです。相当、地味…。
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現地時間の1月13日、アメリカはロサンゼルスでゴールデン・グローブ賞の発表が行われました。アメリカ映画界最大のお祭り、アカデミー賞の前哨戦としていつも話題になる授賞式ですが、今年はその華やかな式典の写真がありません。ビシッとブラックスーツでキメたイケメンの姿も、華やかなフォーマルドレスに身を包んだ女優たちの姿もなし。どこのメディアでも、その写真を掲載していないわけ。それは、授賞式自体がキャンセルとなったから。これには、昨年から続く、米国脚本家組合と米国映画テレビジョン製作者連合のストライキが影響しているのはご存知の通り。米国映画俳優組合が彼らを支持しているため、レッドカーペットを闊歩するはずのセレブリティたちが授賞席への出席をボイコット。これでは、やる意味なしということで、受賞者を読み上げるという記者会見形式でのTV放映となったわけです。相当、地味…。
とはいえ、一番興味があるのは、結果。セレモニーの現場に駆けつけるわけでもない私は、寂しいような気がしながらも、なければないでそれでもいい、というのが正直なところ。贅沢なものや事というのは、あればあったで楽しいけれど、なければないで済んでしまうものなのですね。このままいけば、「アカデミー賞までもが中止かも」という懸念も。常連さんや恥ずかしがり屋さんはいいけれど、一世一代の晴れの日になるはずの人々、世界規模で売り出し中の人々、やっとノミネートされた人などにとっては、やはりがっかりなのでしょうね。
今回、ゴールデン・グローブ賞でスポットライトを浴びるはずだった受賞者たち…。『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のジョニー・デップ(コメディ・ミュージカル部門の主演男優賞/写真)とか、『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』のマリオン・コティヤール(コメディ・ミュージカル部門の主演女優賞)とか、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム(助演男優賞)&コーエン兄弟(脚本賞)とか、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル(監督賞&外国語映画賞)とか。その中には、授賞式など別に気にしてない人もいそうだけれど。
でも、最もがっかりしているのは受賞者ではなく、授賞式典にからむ人々かもしれません。ゴージャスなセレモニーがないとあっては、TV局も相当の打撃(広告収入の減少)を受けたことでしょう。レッドカーペットでの大きな世界的露出効果を狙っていた、ファッション業界も同様のはず。ヘア&メイクアップ・アーティスト、スタイリストたちも仕事がなくなってがっかりかも。
米国に大きな経済効果をもたらすお祭りが集まっているだけに、この時期のストの波紋はかなり大きいようです。でも、受賞を逃した人だけは、ちょっと喜んでいたりして。
気になる全結果はこちらからどうぞ。
http://www.thegoldenglobes.com/
とはいえ、一番興味があるのは、結果。セレモニーの現場に駆けつけるわけでもない私は、寂しいような気がしながらも、なければないでそれでもいい、というのが正直なところ。贅沢なものや事というのは、あればあったで楽しいけれど、なければないで済んでしまうものなのですね。このままいけば、「アカデミー賞までもが中止かも」という懸念も。常連さんや恥ずかしがり屋さんはいいけれど、一世一代の晴れの日になるはずの人々、世界規模で売り出し中の人々、やっとノミネートされた人などにとっては、やはりがっかりなのでしょうね。
今回、ゴールデン・グローブ賞でスポットライトを浴びるはずだった受賞者たち…。『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のジョニー・デップ(コメディ・ミュージカル部門の主演男優賞/写真)とか、『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』のマリオン・コティヤール(コメディ・ミュージカル部門の主演女優賞)とか、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム(助演男優賞)&コーエン兄弟(脚本賞)とか、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル(監督賞&外国語映画賞)とか。その中には、授賞式など別に気にしてない人もいそうだけれど。
でも、最もがっかりしているのは受賞者ではなく、授賞式典にからむ人々かもしれません。ゴージャスなセレモニーがないとあっては、TV局も相当の打撃(広告収入の減少)を受けたことでしょう。レッドカーペットでの大きな世界的露出効果を狙っていた、ファッション業界も同様のはず。ヘア&メイクアップ・アーティスト、スタイリストたちも仕事がなくなってがっかりかも。
米国に大きな経済効果をもたらすお祭りが集まっているだけに、この時期のストの波紋はかなり大きいようです。でも、受賞を逃した人だけは、ちょっと喜んでいたりして。
気になる全結果はこちらからどうぞ。
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