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次回作に出演? ジョイマン乱入「ダンシング!」にギレルモ・デル・トロ監督困惑

真赤な肌に折れた2本の角、そしてサムライのようなチョンマゲ頭と、数あるアメリカンコミックのヒーローの中でもひときわ異彩を放つ容貌を持った、あの男が帰ってきた! 2004年に製作された『ヘルボーイ』に続くシリーズ第2弾『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』が2009年1月9日(金)より公開される。これに先駆け前作に引き続きメガホンを取った鬼才、ギレルモ・デル・トロが来日し、10月30日(木)に記者会見が開かれた。

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『ヘルボーイ』来日記者会見。ギレルモ・デル・トロ監督を囲むジョイマンの2人。
『ヘルボーイ』来日記者会見。ギレルモ・デル・トロ監督を囲むジョイマンの2人。 全 3 枚
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真赤な肌に折れた2本の角、そしてサムライのようなチョンマゲ頭と、数あるアメリカンコミックのヒーローの中でもひときわ異彩を放つ容貌を持った、あの男が帰ってきた! 2004年に製作された『ヘルボーイ』に続くシリーズ第2弾『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』が2009年1月9日(金)より公開される。これに先駆け前作に引き続きメガホンを取った鬼才、ギレルモ・デル・トロが来日し、10月30日(木)に記者会見が開かれた。

4度目の来日となった監督は「洋服のほかに、おもちゃを入れて帰るための空のスーツケースを一つ持ってきました(笑)」とご機嫌な様子。本シリーズのみならず『パンズ・ラビリンス』、『ブレイド2』などで様々な“モンスター”や“クリーチャー”を描いてきた監督だが「モンスターは、どこか人間とは異なる精神世界を象徴する存在なんです。人によってはそれは神や天使なのかもしれませんが、僕にとってはモンスターなんですね(笑)。ちなみに一番好きなモンスターはフランケンシュタインです」とその思いを語った。前作『ヘルボーイ』との違いについては「前作でのヘルボーイは、モンスターをたたきのめして生活の糧を得るというスタイルで、完全に人間の側に立っていました。ところが今回、敵であるはずの魔界のヌアダ王子の言葉に『実はこちらの方が正しいのではないか?』と心を揺さぶられます。その結果、彼は人間、モンスターどちらの側にも付かないことを選ぶんです」と語った。

「一体どうやってこうしたモンスターたちを創造していくのか?」という質問には、ノートを持った手を高く掲げ「常にこれを持ち歩いていて、何か思いついたらメモやイラストで書き留めておくんです。自宅のほかにアトリエがあって、そこはいろんな本やおもちゃ、DVDで埋め尽くされていて、そこにはモンスターたちもいるんですが(笑)、普段は一日中そこにこもって創作してるんです」と明かしてくれた。さらに監督は、日本のアニメや漫画から受けた影響についても言及。「子供の頃は、手塚治虫のアニメが大好きで、TVにかじりついていましたし、宮崎駿に高畑勲、押井守、大友克洋などの作品は“ジャパニメーション”ブーム以前から見ていました。それから、アニメだけでなく日本発のゲームの影響もかなり大きかったです」と興奮気味にまくし立てた。

この日の会見には、スペシャルゲストとしてジョイマン(高木晋哉・池谷和志)の2人も登場。いつもは白いシャツでTVに出演している高木さんだが、この日はヘルボーイに合わせて真赤なシャツ姿で、右腕は筋肉モリモリのヘルボーイ仕様。ヘルボーイとデル・トロ監督をネタにしたラップネタを披露し会場を盛り上げた。監督はいまいち事情がつかめないようだったが、高木さんの「ダンシング!」という言葉に合わせて笑顔でステップを踏んでいた。映画についてはデル・トロ監督作品の大ファンという池谷さんは「『ブレイド2』が大好きなんですが、本作も銃撃シーンやアクションシーンでの銃や剣のさばき方が日本的で素晴らしいです!」と太鼓判。高木さんは「ヘルボーイがお酒を飲んで歌うシーンがすごく気に入りました。僕も酒飲んでラブソングを歌うので(笑)」と冗談交じりに絶賛した。さらに高木さんは「僕は特殊メイクなしでも大丈夫ですので、次の作品にぜひ出演させてください!」と監督に直談判した。この申し出を監督は快諾し「君のキャラクターを生かして5本は撮れるよ。ただし、(映画に登場する)死の天使みたいに顔は全て隠したままでね(笑)」と語り会場の笑いを誘った。

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』は1月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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