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第20回を迎えたフランス映画祭が華々しく開幕! 今年のテーマはズバリ「女性」?

今年で記念すべき第20回を迎えた「20th アニバーサリー フランス映画祭」が6月21日(木)に開幕し、メイン会場である東京・有楽町朝日ホールで記者会見及びオープニングセレモニーが行われた。1993年よりスタートし、注目の最新作からここでしか観られない未公開作まで、選りすぐりのフランス映画を紹介。これまで横浜、六本木などでの開催を経て、昨年からは有楽町で行われている。

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「20th アニバーサリー フランス映画祭」来日記者会見(レジーヌ・アチョンド&ヴァレリー・ドンゼッリ&レア・フェネール&)
「20th アニバーサリー フランス映画祭」来日記者会見(レジーヌ・アチョンド&ヴァレリー・ドンゼッリ&レア・フェネール&) 全 8 枚
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今年で記念すべき第20回を迎えた「20th アニバーサリー フランス映画祭」が6月21日(木)に開幕し、メイン会場である東京・有楽町朝日ホールで記者会見及びオープニングセレモニーが行われた。1993年よりスタートし、注目の最新作からここでしか観られない未公開作まで、選りすぐりのフランス映画を紹介。これまで横浜、六本木などでの開催を経て、昨年からは有楽町で行われている。

会見には独特の世界観を表現する女優であり、監督としても注目を浴びるヴァレリー・ドンゼッリ(『わたしたちの宣戦布告』監督・主演)、ヴェネチア映画祭で大絶賛されフランスで最も権威のある批評家賞「ルイ・デリュック賞」を受賞した期待の新人女流監督レア・フェネール(『愛について、ある土曜日の面会室』監督)。そして、映画祭を主催するユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アッチョンドという3人の“才女”が顔を揃え、アッチョンド氏は「今回は特にフランス映画における“女性の側面”をお見せしたい」と語った。

ドンゼッリ監督は、日本の印象を「巨大さと精緻さ、厳格さと創造性。そして喧騒と静寂といった両極端なものが絶妙なバランスで天秤にかかっている」と詩的にコメント。フェネール監督は『砂の女』(勅使河原宏監督/1964)、『十九歳の地図』(柳町光男監督/1979)、さらに北野武監督作品といった日本映画が好きだと言い「まだ日本に来て24時間しか経っていませんが、不思議な親近感を覚えている」と来日の感想を語った。

共に監督業と育児を両立しており「以前は、両立させることで映画に対しても、子どもに対しても罪悪感があった。でもいまは子供が映画作りの原動力になっているし、どちらか一方だけでは煮詰まってしまう」(ドンゼッリ監督)、「しばらく育児に集中していたが、最近、子供を題材にしたシナリオを書き終えたばかり」(フェネール監督)。クリエーターとして、母親として、何より女性としてキラリと輝く姿が印象的であり、他国に比べてより女性に活躍の場が開かれているフランスの“懐の深さ”を感じさせる会見となった。

オープニングを飾るのは、昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』(9月1日全国公開)。実話を基に、車いす生活を送る富豪と彼の介護のためにやってきた黒人青年の間に芽生える友情をユーモアたっぷりに描き、フランス本国で1,900万人(なんと国民の3人に1人!)を超える動員を記録した大ヒット作だ。さらに、本年度アカデミー賞最多5部門を獲得した『アーティスト』の主演&監督コンビが再タッグを組んだ『プレイヤー』、人気絵本を原作としたアニメーション『アーネストとセレスティーヌ』など、今年は長編11作品、短編6作品の計12プログラムが決定している。

同日行われたオープニングセレモニーには、『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督を始め、『わたしたちの宣戦布告』に出演するジェレミー・エルカイム、『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』のフィリップ・グランドリュー監督、『リヴィッド』のジュリアン・モーリー監督、『そして友よ、静かに死ね』に出演するディミトリー・ストロージュ、『スリープレス・ナイト』のフレデリック・ジャルダン監督と主演のトメル・シスレー、『アーネストとセレスティーヌ』のバンジャマン・レネール監督らが出席した。

20th アニバーサリー フランス映画祭
日程:6月21日(木)〜6月24日(日)
会場:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)、TOHOシネマズ 日劇<レイトショーのみ>(有楽町マリオン9F)
映画祭公式サイト:http://unifrance.jp/festival/

特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」
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《シネマカフェ編集部》

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