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【MOVIEブログ】女性のための官能映画:『セックス依存症だった私へ』

女性の皆さん、中年ダメ男はお好きですか?

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©Studio Max Films 2008
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女性の皆さん、中年ダメ男はお好きですか?

しかも普通の中年男ではないですよ!フランスのセクシー男、『ベティ・ブルー』のジャン=ユーグ・アングラードですよ!!“女性のための官能映画”ブログを始めて一回目にしてこのタイトル…。しかしこの映画、女性作家原作で女性監督というまさに女性の生と性の悩みを描いた映画なのです。

それにしてもこの数年でセックス依存症を題材にした洋画に度々出会いました。例えば『セックス依存症の私』や『SHAME -シェイム-』など。(いずれも良い映画!)日本ではまだまだ馴染みはないですが、欧米ではそれだけ社会的問題なのでしょう。

この『セックス依存症だった私へ』は主人公の女性キキの半生の三部構成。精神不安定の母親と過ごした父親不在の幼少時代、愛情不足から情事に溺れた青春時代、そして23歳年上の男性との不倫愛に依存する現在。母親との関係悪化=渇望感からだれかれかまわず寝る、父親の不在=ファザコンになり年上男性と付き合う、ステレオタイプですが、親が絶対的な存在だった幼少時代の家族関係は、その後の自分に大きく影響しますよね。私のケースで言うと、結構厳格な家庭で育ったため性についての話などもちろんご法度で、その抑圧された生活の反動で官能映画に対して異様な関心があるのだと思います。

20代後半とおぼしき主人公キキは等身大というか、あまり美しくない(失礼)のですが、この女優さん意外にもヌードが綺麗。適度に肉付きが良くて男受けしそうな体で納得感があります。それにしてもキキという名前、某有名アニメ以来はじめて聞きましたが、実際にある名前なんですね。そして、彼女がつき合う23歳年上の大学教授が50代になったジャン=ユーグ・アングラード。惜しげもなくセクシーな裸体をさらしています。それなりに中年男性の体になっていてお腹まわりのお肉も気になりますが、腰や背中から色気が出まくりでいまだセクシー担当現役。こんな教授がいたら、確かに誘惑したくなる気持ちはわかります。が、教授室でせまるベタさはどうなんだキキ!そのシュチュエーション嫌いじゃないけど!!結果キキは、妻との離婚を懇願したり家に突撃してリビングで尻を出したりと観ている方もつらい痛い行動に走るわけです。

そんな幼少期のトラウマからくる不毛の愛に悩む彼女に救世主が。優しくてシャイでベッドでも上手、そして素敵な朝食を作ってくれる若い男。最高ですよね。いや、最高すぎる。キキがどんどん服を脱ぐと彼が裸の彼女にニットをかぶせる。微妙に透けているぴったりニットがエロス!そして「僕に任せて」と抱きしめる彼が優しくてときめく!!

果たしてキキはセクシーな中年ダメ男と別れて、優しい救世主と人生やり直せるのか?結末は観てのお楽しみですが、最後の情事はなかなか切なくて涙が出ます。「彼はティッシュのように私を使った」…観る人によってはひどい話しなのかもしれませんが、それはそれで愛だったと私は思うのです。

●今週の一言
「急がないで」
救世主のような男とのコトを急ぎすぎるキキに対して彼が言う台詞。この余裕の一言が本物の証ですね、普通だったら焦りまくる男に女が言いたい事ですから。このあたりの感覚はまさに女性監督ならではで、思わずにやり。

放送は映画チャンネルのイマジカBSでご覧下さい!

『セックス依存症だった私へ』
(2008/カナダ/リン・シャルボア監督/R-15相当)
1月18日(金)  23:30~ほか イマジカBSにて放送
詳しい放送情報はコチラ
イマジカBSのHPはコチラ

《text:Lady M》

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