【美的アジア】リン・チーリンが明かす“美の秘訣”…「幸せは自分の手の中にある」

最新ニュース コラム

リン・チーリン/『101回目のプロポーズ~SAY YES~』
リン・チーリン/『101回目のプロポーズ~SAY YES~』 全 20 枚 拡大写真
「美的アジア」の名にふさわしき“アジアのミューズ”、リン・チーリンが、『101回目のプロポーズ~SAY YES~』のヒロインを演じ、プロモーションのため来日。作品への思いや美の秘訣をたっぷりと語ってくれた。

99回のお見合いに失敗した平凡な男・星野達郎(武田鉄矢)と、心に傷を持った美しきチェリスト・薫(浅野温子)とのラブストーリー「101回目のプロポーズ」が日本を席巻し、「僕は死にません!」のセリフが流行語になったのが1991年。その後、すぐに台湾でも放送され、当時高校生だったリン・チーリンは夢中になってドラマを見ていたという。

「星野達郎さんに熱を上げて見ていました。『頑張れ、頑張れ! 薫と一緒になって!』って(笑)。当時高校生だったんですけど、小説やドラマにみんなが憧れていた時代でした。学生の頃から本当に好きなドラマだったので、リメイクの依頼が来たときは不思議な感じがしました」。

もちろん出演には「1秒でOK(笑)!」した、と笑いながら日本語で語った彼女。出演が決まると1か月半、毎日3時間チェロの練習をしたそうだが、絶大な人気を誇った作品とあって、プレッシャーも大きかったと素直に打ち明ける。

「ドラマがあまりにも素晴らしかったので、監督もスタッフもみんな原作を越えられるかとプレッシャーが大きかったです。越えられないと思いましたね(笑)。ドラマの本当にファンだったので、『薫が同じ人物になってはいけない』、『同じものの繰り返しになってはいけない』ということはもちろん意識はしたんですが…難しかったです」。

「でも、今回はドラマから22年が経っていますし、国を越えてのリメイクということもあって、中国・上海の“今の息吹”を取り込んだ、現代版『101回目のポロポーズ』と言えるかと思います。主人公も昔は社会的にも男性が女性にプロポーズをする、といった時代だったと思いますが、いまは必ずしもそういう時代ではなくなってきていますよね」。

彼女は時代や人の「思い」の移り変わりをこう感じているのだと言う。

「22年経つと、やっぱり結婚や恋愛に対する考え方も変化が出てきているなと思います。“独身でもいいかな”と思っている方も多いと思うし、結婚や恋愛に対する条件が若い世代の方なんかは非常に現実的だと思います。私自身は時間や距離は愛情の上では関係ないと思っています。一番大切なのは“相手ときちんと向き合うこと”、“心と心の繋がり”が大切だと感じています」。

だからこそ、全てを賭けて「僕は死にません!」と愛を告白する名シーンについて、リン・チーリンは「感動した」と話す。そして、こんな撮影エピソードも教えてくれた。

「命を懸けて愛を伝えてくれたのに、薫は『バカ!』と言って去ってしまいますが、私は全てを顧みずに愛を表現をしてくれた、いい意味でバカになってしまう“愛ゆえの無知”に感動しましたね――もし自分の好きな人が実際に同じことをしたら? 『バカ! テレビの見すぎ』って言うかも(笑)。撮影もちょっと危なかった(笑)。テイクを重ねる度に毎回トラックを止める位置が違って、最終的には運転手を交代して副監督がトラックを運転したんですよ(笑)」。

インタビュー中、「逆プロポーズしましょ。」「一生青春!」など、時折飛び出す日本語の回答に場が和み、トップスターでありながら壁を感じさせなかったリン・チーリン。今、彼女は日本語の猛勉強中なのだそう。

最後に「綺麗な人は『何もしていない』って言いますが、それは無しで」と美しさの秘訣を問うと、予想を超えた多くの、そして重みのあるメッセージを残してくれた。彼女は、生まれ持った才能や美貌だけでない「努力の人」なのだ、ということが分かる思いの数々。

――美的アジア読者の参考になることだろう。

「運動が一番大事。毎日1時間くらい体を動かしています。あとは新陳代謝をよくすること。そして、“楽しい気持ち”でいること。何があっても、“笑って起きる”こと。起きたときに笑顔を作ることを心がけています。そうすると自然と楽しくなってきますよね。最後に大事だと思うのは“青春の心を持ち続けること”。30歳になっても、40歳になっても、50歳になっても、おばさんになっても青春の気持ちを持ち続けること。なんにでも興味を持って、感じて、勉強して…『一生青春』が大事だと思います。生活もプライベートも仕事も、“家族や恋人への気持ちを大切にする”こと。いまの社会では女だから、男だからということは関係なくて、女性でも彼に気持ちを伝えるということは絶対にした方がいいと思います。挫折しても転んでも、怖がらないこと、怖がって何もしないでいるよりも、転んでもまた起き上ればいいんですから。“心を強くすること”がやっぱり大事だと思います。『幸せは自分の手の中にある』ということを意識して欲しい」。

《text:Tomomi Kimura》

特集

この記事の写真

/