ドラマWで初共演！岡田将生、40歳以上離れたベテラン寺尾聰を「親友」と宣言

俳優の岡田将生が10月31日（木）、都内で行われたWOWOWドラマW「チキンレース」の完成披露試写会に出席した。本作で共演した寺尾聰との関係について「親友だと思っています」と力強く宣言。40歳以上違う初共演の2人は、いかに友情を育んだのか。

連続テレビ小説「おひさま」「尾根のかなたに」の岡田惠和が脚本を、映画『沈まぬ太陽』（'09）の若松節朗が演出を手がけるドラマ「チキンレース」。寺尾さんは交通事故をきっかけに、長年昏睡状態が続いていたが45年ぶりに突然目覚めた“心は19歳、体は64歳”の男・飛田譲を演じる。一方、岡田さんが演じるのは、譲を担当することになった不器用な看護師の神谷猛。2人は失われた譲の青春を取り戻す旅に出かけることに――。

寺尾さんは“心は19歳”というキャラクター設定にも「僕自身、進歩があんまりないから（笑）、そんなに難しくは感じなかった」と余裕の表情。片や岡田さんは「寺尾さんは怖い方だと聞いていたので…」と対面前は緊張していたのだとか。

それでも「今回は岡田君を始め、素晴らしい若者たちに出会えて喜んでおります。40歳以上違うでしょ？　最初は岡田君と仲間になれるかが課題だったけど、実際会ったら、考えるの止めました。いまも彼がTVに出てれば、気になって見ちゃうし、電話もしちゃう。友情は続いていますよ」（寺尾さん）。

岡田さんも「常に作品のためにお芝居する寺尾さんの姿を拝見して、勉強させていただきました」と共演に強い思い入れ。また、自身が演じる猛について「自分と共通する部分がたくさんあって、ほかの俳優さんには演じさせたくないと思った」と手応えは十分だ。完成披露試写会には、先輩看護師を演じる有村架純（「あまちゃん」、「SPEC」シリーズ）も出席し、「寺尾さんに『いまの芝居、すっごく良かったよ』と言っていただき、とっても嬉しかったです」と惚れ惚れしていた。

ドラマには寺尾さん、岡田さん、有村さんに加えて、松坂桃李、鹿賀丈史、松坂慶子ら豪華キャストが勢揃い。WOWOW初の試みとして、フルHDの4倍の解像度を誇る新しい映像品質“4K”で制作され、フルハイビジョン画質で放送される。「最終的には、気持ちが伝わるかどうかは芝居次第だけどね」と寺尾さん。「生きてるって楽しい、嬉しい、素晴らしいと感じてもらえたら」とアピールしていた。

ドラマW「チキンレース」は、11月10日（日）夜21:00より無料放送イベント「TOUCH! WOWOW2013」内にて放送。