【シネマカフェ的海外ドラマvol.304】第3回:「SHERLOCK」ファンこそ観るべき“映画”特集

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「SHERLOCK/シャーロック」 -(C) Colin Hutton -(C) Hartswood Films 2012/『ホビット 竜に奪われた王国』 -(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
「SHERLOCK/シャーロック」 -(C) Colin Hutton -(C) Hartswood Films 2012/『ホビット 竜に奪われた王国』 -(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. 全 13 枚 拡大写真
大人気英国ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の“シャーロック・ホームズ”ことベネディクト・カンバーバッチと“ジョン・ワトソン”ことマーティン・フリーマンが、『ホビット』シリーズの第2章『ホビット 竜に奪われた王国』で共演! 前回に続き、“「SHERLOCK/シャーロック」ファンこそ観るべき! 映画『ホビット 竜に奪われた王国』”特集の第3回をお送りします。

旅の果てに主人公・ビルボ(マーティン・フリーマン)の前に立ちはだかる、最強の敵・スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)。両者が緊迫の攻防を繰り広げるクライマックス、すなわちマーティン・フリーマンとベネディクト・カンバーバッチの共演シーンこそが、「SHERLOCK/シャーロック」ファンこそ注目すべきポイントであることは前回までにもお伝えしました。

ただし、巨大なスマウグを前にしたビルボの慌てふためきも、細かな動きを見せるビルボに対するスマウグの苛立ちも、互いのお芝居を受けての演技ではないのだそうです。まずはマーティンが明かしてくれました。

「残念ながら、撮影現場では一度も一緒にならなかったんだ。『エボニー・アンド・アイボリー』のミュージックビデオのポール・マッカートニーとスティーヴィー・ワンダーのようにね。僕は(スマウグの位置を示す)緑のテニスボールを相手に怖がったり、逃げ回ったりしただけ。彼は確かに長身だけど、巨大な竜ほどではないしね(笑)。

でも、出来上がりは素晴らしいシーンになったし、テニスボールを相手に演じるのも悪くなかったよ。もっと孤独を感じると思ったけど、意外と平気だった。もちろん、ベン(ベネディクト)を相手に演じる方が断然いいけどね」。

巨大な竜・スマウグはベネディクト自らモーション・キャプチャーを担当したCG製のため、小さなホビット族サイズの実写キャラクターのビルボとは別撮り。ベネディクトも「そこがベーカー街221Bのときとは随分違うところだよね」と笑います。

「台詞を間違えても文句を言われないし、マーティンの相手を少しお休みできてよかったよ。…なんて、もちろん冗談(笑)。実際には、彼が現場に居てくれたらよかったなと思う。僕がこの仕事で唯一残念だったのは、マーティンと同じ空間にいられなかったことだね。すごく寂しかったよ。それどころか、残念ながら現場ではキャストの誰ともほとんど会えなかったんだ。撮影を終えたキャストに偶然出くわすことはあったけれどね。

モーション・キャプチャーのデメリットはそこで、とてつもない自由がある代わりに、生の交流がない。ただ、マーティンと僕はお互いをよく知っているから、相手の芝居をある程度予想しながら演じることができたんじゃないかと思う。『SHERLOCK/シャーロック』とは全く違うキャラクターを、僕ら2人で演じられたのも楽しかったね」。

2人の相性の良さは、本編を観れば一目瞭然。あんなに仲良しのシャーロックとジョンが、竜とホビットになって対決するなんて…と捉えるか、シャーロックとジョンだったからこそ竜とホビットのスリリングな対決にも説得力を持たせられるのね…と捉えるかは受け手次第ですが、「SHERLOCK/シャーロック」ファンなら誰もがニヤニヤしてしまうシーンになっているのは確かです。

となると、気になるのは配役の経緯。ピーター・ジャクソン監督は2人の相性の良さを見越して彼らをそれぞれキャスティングしたのでしょうか? 次回はジャクソン監督にも登場していただきつつ、“ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマン”という唯一無二の存在にもう少し迫ります!

<「SHERLOCK」ファンこそ観るべき“映画”特集>

■シネマカフェ的海外ドラマvol.302 第1回
http://www.cinemacafe.net/article/2014/01/29/21548.html

■シネマカフェ的海外ドラマvol.303 第2回
http://www.cinemacafe.net/article/2014/02/05/21678.html

《text:Hikaru Watanabe》

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