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【MOVIEブログ】無料配信!女性のための官能映画:『イヴォンヌの香り』

女性の皆さん、男を誘惑していますか?

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『イヴォンヌの香り』
『イヴォンヌの香り』 全 3 枚
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女性の皆さん、男を誘惑していますか?

『イヴォンヌの香り』
(1994/フランス/パトリス・ルコント監督)
8月26日(火) まで無料動画GyaO!の「女性のための官能映画&ドラマ特集」にて無料配信!!
ご視聴はコチラ

今回は『髪結いの亭主』や『仕立屋の恋』など、大人の男女の愛を描き続けるフランスの巨匠、パトリス・ルコント監督の作品でもとびきり官能的な一本です。常にエロティックな女性美を映像に納めてきた監督の視点は今作でも健在。前を歩く美女の腰やヒップを舐め回すように撮る映像、白いスカートが風でめくれあがってノーパンのヒップがチラ見えする映像、柔らかい乳房にそっと手を添える映像、どれもタイトルの通り香り立つようで男性が女性に感じるエロティシズムとしてなるほどなあと感心するものばかり。さあ、男性の脳内で再現される目眩く官能ワールドを覗いてみましょう。

1958年夏、アルジェリア戦争で混乱するパリを脱出しレマン湖に滞在している若き伯爵ヴィクトールは、徴兵を逃れ親の財産を食いつぶしながら無為な日々を送っていた。ある日彼は、湖畔の高級ホテルで若く美しいイヴォンヌに出会い恋に落ちる。イヴォンヌと彼女の連れである医師のルネ、そしてヴィクトールの3人は夏の日差しに輝く避暑地で愛に満ちた夢のような日々を送るようになった。高級ホテルに出入りし女優志望という魅惑的なイヴォンヌだったが、実は彼女は地元の田舎娘で目標もなくただ上流社会に憧れながら“その日暮らし”をしているだけだった。彼女を熱烈に愛するヴィクトールは、女優になりたいという彼女の言葉を真に受け、二人の渡米を計画したのだったが…。

この映画でとても興味深いのが、完全に男性目線でどれだけヴィクトールがイヴォンヌを愛したかを描いているのにも関わらず、誘惑は常にイヴォンヌからというところです。出会いの場面、犬の散歩に誘うのもイヴォンヌ。食事中にテーブルクロスの下で足を絡めるのもイヴォンヌ。テニスに誘うのも木陰に誘うのもホテルに誘うのでさえイヴォンヌ。ヴィクトールはそれに応えてキスをしたり愛撫をしたり、ニヤニヤしたり撮影したりするだけです。完璧な草食系男子! 何もしないでいても美女が誘惑してきてくれる、これぞ男性の夢ですね。白馬に乗った王子様を待っている女性と同じ心境でしょうか。ふがいないなあと思いつつこの映画から学べるのは、女性からどんどん誘惑すべしという事。きっと男性は待っていますよ!あまり露骨に誘惑すると引いてしまうので、あたかも自分が狩りをしているんだと勘違いさせつつ、だんだんと罠を仕掛ける。難易度高めですが軽いボディタッチあたりから始めると良いかもしれません。

結局草食系男子ヴィクトール伯爵が夢を語っている間に、イヴォンヌは彼女をあからさまに誘惑していた肉食系中年男性になびいてしまいます。それを彼女は短絡的だからと言う人もいるかもしれませんが、果たしてそうなのでしょうか? 私にはヴィクトールの愛した夢の女が、イヴォンヌには重すぎたのではないかと感じるのです。彼女が田舎娘でも三流女優でも見栄っ張りで平凡な女でも、それでも愛しているとヴィクトールが言えていれば結果は違っていたと思います。どんな女性だって運命の女“ファム・ファタール”にはなり得るのですから。イヴォンヌのいない心も身体も凍えるような冬、それは彼自身が作り出している冬にほかならないのです。

●今週の一言
「努力しない子だ」
昔から問題児で女優志望もたわごとだからと、イヴォンヌの叔父がヴィクトールに警告する台詞。確かにイヴォンヌは女優のためには努力しないかもしれないですけど、ベクトルが違うだけでかなりの努力家だと思うんですよね。毎日メイクもばっちりで髪型もエレガント、むだ毛の処理も完璧だし洋服だって地元のギャルよりハイレベルです。一般家庭の女の子が上流階級のなりをして高級ホテルに出入りするのは並大抵の努力や根性ではできないです。その上、金持ちをつかまえるという目的も達成しているのですから、そこを認めてあげて叔父さん!

『イヴォンヌの香り』
(1994/フランス/パトリス・ルコント監督)
8月26日(火) まで無料動画GyaO!の「女性のための官能映画&ドラマ特集」にて無料配信!!
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《text:Lady M》

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