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【インタビュー】T.O.P (from BIGBANG)、伝説の“神の手”は肌の露出に抵抗アリ!?

T.O.P (from BIGBANG)が主演し、マンガ、ドラマに続いて大ヒットとなった映画シリーズの第2弾『タチャ-神の手-』。このほど、本作のDVD発売に合わせ、T.O.Pが

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『タチャ-神の手-』T.O.P(from BIGBANG)
『タチャ-神の手-』T.O.P(from BIGBANG) 全 6 枚
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T.O.P(from BIGBANG)が主演し、マンガ、ドラマに続いて大ヒットとなった映画シリーズの第2弾『タチャ-神の手-』。このほど、本作のDVD発売に合わせ、T.O.Pが本作での役作りについて、また俳優と歌手それぞれの活動について赤裸々に語るインタビューが到着した。

『サニー 永遠の仲間たち』『過速スキャンダル』などの名作を生んだ韓国のヒットメーカー、カン・ヒョンチョル監督が手がけた本作は、『タチャ イカサマ師』(’06)の続編。2014年9月韓国で公開されるや、瞬く間に観客動員数400万人を突破。R指定作品の最速動員記録を塗り替えるなど、前作に続く記録的なヒット作となった。

本作で、“タチャ”(イカサマ師)であった叔父に似て、巧みな手さばきと天性の勝負強さを持つ主人公・テギルを演じたのが、日本でも絶大な人気を誇るT.O.P(from BIGBANG)。『戦火の中へ』(’10)『同窓生』(’13)で俳優としてのポテンシャルを実証した彼は、本作で、めんこの達人だった少年時代から、やがて花札の世界で“神の手”と呼ばれるまでに至る“タチャ”を大胆かつ男気たっぷりに熱演。その一方で、ひと目惚れした初恋の相手ミナ(シン・セギョン)に、一心にラブコールをおくる真っ直ぐでお茶目な姿も女性たちの心をくすぐっている。

「原作は、もともと韓国でレジェンドと言われているほど大人気のマンガなんです。日本だと『AKIRA』と同じくらいの知名度がある作品ですね。全体で4編あるうちの1編はすでに映画化されているのですが、こちらも大ヒットしました。そんな注目作なので、2作目は誰が監督をして誰が主演を務めるのかということが、韓国映画界でも一つの大きな話題として関心を集めていました」とT.O.P(from BIGBANG)は言う。もちろん、彼自身も前作を観ており、その動向を注目していた中で届いたオファーだった。

最初はプレッシャーを感じていたというが、「監督と話をしたりシナリオを読んでこれはいけそうだと確信を持つことができ、そこからは怖がることなく作品に飛び込むことができました。出演することで、得るものよりも失うものが多くなるのではないかという思いから、まるでリスクの高い大きなゲームをするような気持ちでしたね」と、まさにスリルたっぷりのゲーム挑む主人公・テギルのごとく、ふり返って語る。

「僕が演じたハム・テギルという人物は、生まれつき器用で手さばきに長けていて、怖いもの知らずなんですが、とても単純で、一手先も読まずに本能のままに動くエネルギーあふれる青年です。テギルが花札の世界に飛び込んで、さまざまな出来事を繰り広げていく姿は、まるでジェットコースターのようです」。

「僕自身はテギルと違って、仕事柄、何かを言うときにもひと言ひと言、選びながら言葉を発するところがあるんです。なので、今回ストレートな性格のテギルを演じたことで、忘れていた子どものころに持っていた性格を引き出してもらえた気がしました。映画の冒頭のミナにアプローチする場面では、テギルの性格がよく表れていると思います」というT.O.P(from BIGBANG)。

「塀を乗り越えようとして間違える、おっちょこちょいなキャラクターが分かるところは僕がアドリブを入れました」と語り、お気に入りのシーンとしても挙げる。「子どものころって、好きな子がいたら臆せずストレートに告白するじゃないですか。テギルは、そういう感情をストレートに出すことができる人間なので、まるで自分のかゆいところをかいているような感覚で楽しく演じることができました」と、クールなイメージとはまた違った本作の役柄をにこやかに語った。

自分なりに工夫を凝らしたシーンはほかにも多々あったようで、「チャン・ドンシク(クァク・ドウォン)と地下室で対峙するシーンでは、台本上は『テギルは無言で泣いている』というト書きしかなく、ドンシクが一方的に喋るシーンだったのですが、撮影が始まるとテギルにとって屈辱的なシーンだったこともあり、感情が入り自然とセリフが出てきました」と明かす。「僕がアドリブを入れたことによって、最初はセリフがないという設定だったのに、2人が対話をするというシーンが出来上がりました」。

逆に苦労したシーンはというと、意外にも「肌を露出したシーン」だという。「過去に、俳優としてはもちろん『BIGBANG』の活動のときも肌の露出自体ほとんどしたことがなかったので、演じる前はとても悩みました。ただ、シナリオを読んでみると、僕一人が肌を見せてカッコいいシーンを作るというような商業的な目的の場面ではなく、何人もの人と一緒に服を脱いでいる、ある意味、特異で面白いシーンだとわかって納得することができました。そういう場面なので、妙な気分になりながらも撮影自体はとても楽しくできました (笑)」。

ファンには垂涎もののシーンだが、そんな葛藤をつゆほども感じさせないところはさすが。「ただ、このテギルというキャラクターは痩せている設定だったので、筋トレはあまりせず、マンガの体のバランスに近づけるように意識して鍛えました」とも語り、クライマックスを盛り上げるセクシーな半裸シーンの裏側を明かしてくれた。

さらに、「苦労したという意味では、タチャとして花札の扱いについても天才的でなければなりませんでしたので、花札の手さばきをマジシャンの方に3~4か月かけて教えてもらいました」。

そんなT.O.P(from BIGBANG)は、“演じる”ということについて、「自分の皮を一枚一枚脱いでいって最後は裸になるようなもの」と話している。「これは、時間が経てば経つほど華やかになっていく歌手活動とは真逆なものだと感じています。2つの活動は両極端なので、悩んだり迷ったりすることもあってバランスを取るというのは難しいですが、演じるという仕事は出来上がった結果よりも人物を作っている過程や作っている時間がすごく楽しいです」。

現在、俳優としても活躍する歌手は数多いが、彼なりの両者のとらえ方もまた、とても独特だ。「歌手や俳優という仕事は表現者という意味では似ていて、1日1日、自分を賭けているようなところがあると思います。それは孤独な戦いでもあって、演じたり、ステージでパフォーマンスをしたりと全て自分にかかってくるものなので、誰かに助けてもらえるというものではありません。だから、常に立ち止まっていることなく、日々自分を脱ぎ捨てて新しい自分を引き出すということを繰り返して成長していかなければなりません」。

「ただ、違いもあって、歌手はステージに立つわずかな時間の間で感情をすべて伝えなければならない、やり直しのできないものですが、演技はいい作品のために現場でやり直しをしながら作り上げていくものだと思います。そういう点では違いを感じますね」と真摯に打ち明けるT.O.P(from BIGBANG)。

「これからも良い作品や、いい仕事に巡り合えたらチャレンジしていきたい」と語る彼の俳優としての進化を、本作でも目の当たりにできるはずだ。

『タチャ-神の手-』DVDは6月17日(水)より発売、6月24日(水)よりレンタル開始。

<『タチャ-神の手-』DVD情報>
『タチャ-神の手- COLLECTORS EDITION』
初回限定生産3枚組DVD 6,800円+税

『タチャ-神の手- STANDARD EDITION』
DVD 3,800円+税

発売・販売元:エイベックス・ピクチャーズ
(C)2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

《シネマカフェ編集部》

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