【シネマカフェ的海外ドラマvol.329】注目英国俳優、トム・ヒューズ主演! 「THE GAME」の魅力とは

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「THE GAME」トム・ヒューズ - (C) BBC2014
「THE GAME」トム・ヒューズ - (C) BBC2014 全 9 枚 拡大写真
先頃、映画『シンデレラ』のプロモーションで来日した英国女優リリー・ジェームズが、インタビューの際にこんなことを言っていました。「リラックスできるのは家でのんびりテレビを観ているときね。イギリスでは、BBCやITVといった素晴らしいチャンネルが秀作ドラマを放送してくれるの」。その言葉通り、彼女の出世作でもある「ダウントン・アビー」はITVで大ヒットし、BBCには「SHERLOCK/シャーロック」や「ドクター・フー」などの人気ドラマが。今や英国ドラマなくして、海外ドラマを語ることはできません。

そんな中、BBCの新作ドラマの中でも注目すべき1作が日本上陸! 米ソ冷戦下の70年代イギリスを舞台にしたスパイ・サスペンス「THE GAME」をご紹介したいと思います。

物語の始まりは、ソ連のKGB幹部がイギリスへの亡命を望むところから。その男は亡命と引き換えに、KGBがイギリスを脅かす極秘作戦を企てている旨を明かします。この事態を受け、MI5(英国防諜保安局)は調査チームを編成。敏腕エージェントのジョー・ラムらが、作戦の真相に迫るべく奔走し始めるのですが…。

実はこの主人公ジョー・ラムを演じるトム・ヒューズこそが、「THE GAME」に注目すべき理由の1つ。185cmの長身に甘いマスクとクールな雰囲気のトムは、時にその美貌を活用しながら淡々と諜報活動に励むジョーを、名門演劇学校出身の確かな演技力で好演しています。現在29歳のトム自身、脚本を読むなりジョー役に強く惹かれたそうで、その時のことをこう語っています。「この役がやりたい! と心から思ったよ。ジョーは複雑な男で、心に多くの矛盾を抱えている。シリーズを通し、彼の人生における深い経験が少しずつ紐解かれていくんだ。こんなにも複雑で演じがいのある役が20代の僕にめぐってくるなんて、本当に幸運なことだね」。

トムの言う通り、ジョーは複雑な男であり、彼がたどる運命もまた複雑。国と国のスパイ合戦が混乱を呼んでいた時代に相応しく、事態は混迷を極めていきます。誰が敵で、誰が味方なのか? ジョーをはじめとする調査チーム全員に謎や秘密、心の闇があり、疑念のぶつけ合いや感情のもつれ合いが起こる展開について、トムは「僕自身、こういったリアルな物語が大好きなんだ」と言います。「このドラマの中心には、生身の人間がいる。冷戦という時代性だけでなく、登場人物たちと事件の個人的な関わりが興味深いと思うんだ。人間の心理について描いているドラマなんだよ。極限まで追い込まれた時、人間はどう感じるか、どう振る舞うか。現実的なキャラクターを楽しんでもらえるんじゃないかな」。

トムの指す「極限」とは何なのか、「人間の心理について描いているドラマ」が行き着く結末はどんなものなのか。とにかく先が気になって仕方がない! そんな気持ちにさせられてしまうのが「THE GAME」の魅力です。

次回も引き続き、「THE GAME」とトム・ヒューズを徹底解剖。そのクールな眼差しの奥にあるものは何なのか…。トム自身のあれこれにも迫っていきます。

「THE GAME」はAXNミステリーにて7月23日(木)22時より日本独占初放送。

《text:Hikaru Watanabe》

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