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『マイ・インターン』衣装デザイナーから学ぶ!アン・ハサウェイが着こなす“オフィスカジュアル”

『プラダを着た悪魔』で世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイが、ニューヨークのファッションサイトの社長を演じる…

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『マイ・インターン』(C)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
『マイ・インターン』(C)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED 全 17 枚
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『プラダを着た悪魔』で世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイが、ニューヨークのファッションサイトの社長を演じる『マイ・インターン』。名優ロバート・デ・ニーロをインターンとして迎えるアンは勤め先がファッション業界ということもあり、本作の中では“大人可愛い”ファッションを披露している。そのスタイリングを務めるのは、一流ファッション誌の編集部を描いた海外ドラマ「アグリーベティ」や日本でも人気を誇る『セックス・アンド・ザ・シティ2』の衣装デザイナーであるジャクリーン・デメテリオ。シネマカフェではデメテリオ氏に本作の衣装について聞いた。

ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEO。仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵に描いたような人生を送っているかに見えた彼女には、人生最大の試練が…。そんな彼女のアシスタントにやってきたのは、会社の福祉事業として雇用した40歳年上の“シニア”インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)。人生経験豊富なベンは、彼女に“最高の助言”をアドバイスする。次第に心を通わせていく2人だが、彼の言葉に救われたジュールスには予期せぬ人生の変化が訪れるのだった――。

アンが演じるのは家庭を持ちながら仕事もバリバリこなす現代女性・ジュールズ。ジュールズが着こなすのは、トレンディなものばかりではなく役柄の立場や機能性を考え抜かれた最先端ファッション。スタイリングをしたデメテリオ氏は「彼女はファッション業界で働いているからもちろんファッション的でないといけないけれど、一年先の公開というのを考えるとあまりトレンドに捉われてしまうと、公開したときのファッショントレンドと合わなくなる可能性があるので、いろんなものを先読みしたファッションを取り入れたわ。それから現実的に仕事に行かなければならない立場であることも考慮して、あまり機能的ではないデザインは避けた。それに彼女はCEOだから、会社を管理する立場でなければならない。だからと言って見ている私たちとかけ離れた人にはしたくなかった。自分たちが共感できるようなファッションで、見ている人が自分と関連づけられるような人として見られるものを取り入れたの」。

デメテリオ氏が担当した「アグリーベティ」や『セックス・アンド・ザ・シティ2』ではキャラクターごとに特徴のある衣装が印象的。本作ではどのようにジュールズというキャラクターを表現したのだろうか。「本作ではNYのファション業界で働いている現実にいる現代的女性の雰囲気を出したわ。ベティが作り出した世界だったとしたら、ジュールスはより現実的な女性として描いた。『SATC』はもっと派手にスタイリングしていたし、アクセサリーも強調したファッションね」と語るも本作には、「イブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」「エルメス(HERMES)」「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」「ヴァレンティノ(Valentino)」とハイブランドが多数登場する。その中で現代女性の“リアルクローズ”を見せる工夫として、「彼女はビジネスウーマンであり、母親でもあるので、毎日違う新品の服を着せるといかにもファッション業界で働いているようには見えてしまうと思った。だから一回使ったものを何回も使うことで、見ている人に共感してもらえるようにしたわ」「監督と(アン含む)私たちのビジョンがすごく合っていたので、こちらが指定したものを彼女は受け入れてくれて良く着こなしてくれたの」とアンとのタッグを楽しんだ様子。

好きな仕事を一生懸命したい、だけど家族と過ごす時間も大切…現代を生きる女性が共感できるポイントは、デメテリオ氏の徹底的な分析によって生まれた衣装からも読み解くことができる。それもそのはず、彼女はジュールズのように仕事と家庭を持つ女性。好きな仕事をし、愛する娘たちが待つ家に帰る“現代女性”なのだ。彼女は仕事と家庭を両立することについて「私は自分の仕事を本当に楽しんでいるし、家族がいる事もとても楽しい。大切なのは自分の大好きな仕事を見つけること。私は仕事を本当に好きでしているから。働き過ぎだと時に感じる事はあるけれど、自分の大好きな仕事でキャリアを積むことが出来たわ。できれば自分の好きな仕事を見つけられれば一番ね。でも人生にはバランスを取ることが出来なければいつか崩れてしまうから、時には、休暇をとるようにしているの。私の場合には本当に楽しめるキャリアがある。だから仕事をすることに価値があり、私の娘たちもそのようなキャリアを持つ私のことを見習ってもらったら嬉しいと思ってるわ」と日本の働く女性へメッセージを贈った。

最後に、アンが着こなすオフィスカジュアルをいますぐ真似するとしたら? 「自分のお気に入りのジャケットを持つとか、組み合わせの工夫をする。格好良いブレザーと素敵なジーンズを組み合わせ、それにヒールを履く。デニムのシャツにジーンズ、そこにジャケットを組み合わせてみる。ドレスアップしたものとカジュアルなものを組み合わせる事でオフィスに適切な服でありながらもビジネスカジュアルなルックスに仕上がるわよ」とスタイリングのコツを教えてくれた。

『マイ・インターン』は10月10日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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