“肉体派”より“頭脳派”!? 海ドラ女子9人が「Black Sails/ブラック・セイルズ」を語る!

海外ドラマ レポート

「Black Sails/ブラック・セイルズ」座談会
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エミー賞2冠の全米大ヒットドラマで「Black Sails/ブラック・セイルズ」について9名の女性たちが語りつくす! 海賊を主役にしながらもアクションのみならず、現代にも通じる社会の縮図や人間ドラマが見どころの本作。荒くれ海賊たちを女性たちはどう見たのか?

『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが製作総指揮を務め、冒険小説の金字塔「宝島」の20年前を描く本作。1715年、カリブ海に浮かぶ、ニュー・プロビデンス島は海賊、売春婦、盗人、お宝を求め て集まった者たちであふれかえっていた。ウォルラス号を率いる海賊キャプテン・フリントは部下たちと共に、この海を制するべく幻の宝を追うが…。

集まった9名は普段から海外ドラマが好きという女性から、特にマイケル・ベイの作品を楽しみにしていたという人、普段はあまり、こういうアクションタイプの作品は見ないという人まで様々。そんな彼女たちが作品を見て、一様に口にしたのが、映画と見まがうようなスケールと映像クオリティの高さ! 「これ映画じゃなくてドラマなの?」、「映画のような迫力に引き込まれた」といった感想が相次いだ。

また、“海賊”の物語と聞くと、ファンタジー色の強い物語をイメージしがちだが、あくまで、あの時代に海賊を“職業”としていた者たちを描いているのが本作の特徴。衣裳やメイク、アクションに至るまでリアリティを追求しており、この点について「海賊たちの関係性が、意外とサラリーマンとか会社っぽい感じでリアリティがあったし、親しみやすかった」という声や「ドキュメンタリー的に描かれていてリアルだった」、「戦闘シーンばかりでなく、表情のアップのシーンなども多いのが印象的。アクション映画とはいい意味で切り離されてて、リアリティを追求していた」という感想も聞かれた。

そして、話題は個性的かつ魅力あふれる個々の海賊たちの存在に! マッチョ&ワイルドな男たちが入り乱れる本作だが、女性たちが心惹かれたのは、実は知性を駆使して生きる道を見出す男たち。「ワイルド < 知性」――「正直、日本人はワイルドな男性に慣れてないところがあると思う」、「身近に肉食系の男の人がいない」という言葉が漏れる。さらに「(劇中のワイルド系の男たちは)愛人にするならいいかもしれないけど、結婚相手や恋人としては…」というシビア&現実的(?)な意見も飛び出した。


「Black Sails/ブラック・セイルズ」相関図 (c)2014 Starz Entertainment,LLC


そんな中で、一番人気を集めたのは意外なダークホース。フリント船長の右腕で、部下の船員たちにも慕われ、操舵手としてウォルラス号を操るゲイツが最も多くの支持を集めた。決してイケメン系とは言えない武骨な男だが、女性たちの目は見た目やワイルドさよりも、この時代(海賊時代≒厳しい現代社会)をどう生き延びていくかという観点で中身、知性重視! また同性や仲間に慕われる部分に加え、忠誠心の強さも女性の目には魅力的に映るよう。「船全体を観察して、部下たちを引っ張るところに惹かれます」、「メインキャラクターを補佐する賢い人物は物語に不可欠! 頼れる」などといった声が寄せられた。

もちろん、イケメンキャラを支持する声も多い。ゲイツに続いて人気を集めたのは、ウォルラス号の若き甲板長のビリー・ボーンズと、物語のカギを握る人物で、幻の財宝のありかを知る唯一の人物として、ウォルラス号に新入りメンバーとして乗り込むことになるジョン・シルバーの2人。ここでもポイントは肉体派であるというよりも知性的、頭脳派であるという点。ビリーは他の面々と比べて若く、荒くれ者どもの中でも、自らの道徳心を信じて行動しようとする異色の存在。「物語が進む中で、ビリーが葛藤し、どんな答えを見つけ、どう成長していくのかが楽しみ」「心が汚れていないところに惹かれます」などと成長途上のキャラクターへの期待をする声が多数集まった。もちろん、見た目も重要! 先のゲイツを推す女性の中には「中身はゲイツだけど、見た目はビリー!」という女性も。

謎めいたキーパーソンで、唯一、幻の宝のありかを知る男ジョン・シルバーに関しても、その頭の良さを支持する声が多数。「自分の頭脳で切り拓いていくところがいい!」「つかみどころがないキャラクターで、自由奔放。宝の地図を頭にインプットしてしまうシーンで引き込まれました!」とその魅力に多くの女性がメロメロ。今後の展開について「どこまでみんなを巻き込み、ハチャメチャにしていくのか…? 楽しみです」とドラマの“起爆剤”としての機能への期待も。

ゲイツにビリー、シルバーと脇を固めるキャラクターに票が集まったが、もちろん、主人公のフリント船長を支持する声も。ただし、ここでもポイントは“肉体派”ではない。「フリント船長の持つ弱さに惹かれます。行動力もあって、演説もうまいんですが、むしろ彼の持つ弱さに人が集まってきているように見えます。最後にはフリントに財宝を手にしてほしい」と願望が寄せられた。

また、男性キャラクターだけでなく、女性も魅力的なのが本作の大きな特徴。ニュープロビデンス島を支配する“女主人”エレノアは強い女の代表として登場するが、彼女の恋人は同性の娼婦・マックス。女性同士のカップルの存在について「2人が恋人っていう設定がないと成立しない部分もあるし、女性の恋愛だからこその面白さが描かれている」「こういうジェンダー論的な部分に触れるのが興味深い。どんな答えが提示されるのか? エレノアがどうのし上がっていくのかも含めて楽しみ」と海賊物に珍しい女性の活躍にも期待したいところ。

物語についても「どんでん返し、裏切り、過去などがどんどん出てきてほしい!」「アクションだけでなく、心理サスペンスを追求してほしい」と今後の展開への様々なリクエストの声も多く寄せられていた。それぞれのキャラクターたちの今後の展開が気になるという海ドラ女子9名のように、“推しメン”を見つけて鑑賞することも、このドラマを楽しむ一つのポイントになるかもしれない。

《Naoki Kurozu》

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