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未来のために“脱出”するガールズムービー『ブルックリン』&『裸足の季節』

『つぐない』でキーラ・ナイトレイの妹役を演じ、当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞候補となったシアーシャ・ローナンの新たな代表作となった『ブルックリン』。そして、トルコ出身の新鋭女性監督が手がけた5人姉妹

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『ブルックリン』 (C)2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
『ブルックリン』 (C)2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved. 全 12 枚
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『つぐない』でキーラ・ナイトレイの妹役を演じ、当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞候補となったシアーシャ・ローナンの新たな代表作となった『ブルックリン』。そして、トルコ出身の新鋭女性監督が手がけた5人姉妹の物語『裸足の季節』。この夏は、少女たちが自分らしい生き方や、“運命”を掴みとろうと揺れる気持ちと向き合い、少女から大人へと成長していく――。そんな瑞々しく、生命力にあふれた未来への“脱出系”ガールズムービーが2本立て続けに公開される。


◆夢をくれた大都会と愛する故郷で揺れる…『ブルックリン』

先の第88回アカデミー賞にて作品賞、主演女優賞、脚色賞の主要3部門にノミネートされ、注目を集めている本作。アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。しかし、彼女の将来を案じる姉の勧めで、新天地ニューヨーク・ブルックリンへ。激しいホームシックに陥りながらも働き始め、イタリア系移民のトニーとの恋が彼女を変える。やがて、新しい生活の刺激を貪欲に吸収し、ユーモアとスイートな魅力にあふれ洗練されたニューヨーカーと成長した彼女に、突然の悲報がもたされる。アイルランドに帰郷し、彼女を待ち受けていたのは、運命的な再会、そしてもうひとつの幸せな人生だった…。

シアーシャ演じるエイリシュの表情、しぐさ、佇まいに、2つの故郷と2つの愛で“揺れる心情”があふれ、胸に迫る。故郷、家族、愛、人生の大切なものを迷いながらも選び、心を決めていく物語は、時代や国を超えて、あなたとも重なるかもしれない。


◆美しき5人姉妹の自由への渇望…『裸足の季節』

第88回アカデミー賞にて外国語映画賞にノミネートされるなど、同じく世界各国の映画祭・映画賞で絶賛された、トルコ出身の新鋭デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督デビュー作。山あいの小さな町を舞台にした、繊細に映し出された少女たちの反逆の物語。両親を亡くし、祖母・おじ夫婦と暮らしていた美しい5人姉妹。ある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられる。彼女たちは奪われた自由を取り戻すため、不条理な運命に抗い、自ら未来を切り拓こうとするが、長女、次女と順に結婚させられていき…。思春期の少女たち特有の輝きとその儚さへの憂い、そして内に秘めた生命力がまぶしい一作だ。

さまざまな出会いから本当に大切なものを決めることができたとき、輝き始める彼女たちの人生。たくさん迷いながらも、自分の選択を信じた2作品の彼女たちの真っ直ぐな眼差しは、いまちょっとだけ“変わりたい”“抜け出したい”女性たちにとって背中を押してくれるかもしれない。

『ブルックリン』は7月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

『裸足の季節』は6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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