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『ファインディング・ドリー』監督直伝!ドリー&ニモの描き方

ディズニー/ピクサーの日本における興行収入No.1を記録した『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』。全米では、アニメーション史上最高の公開初週末興収を記録し、ここ日本でも2016年度洋画No.1のオープニング記録を打ち出している。

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『ファインディング・ドリー』共同監督のアンガス・マクレーン
『ファインディング・ドリー』共同監督のアンガス・マクレーン 全 7 枚
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ディズニー/ピクサーの日本における興行収入No.1を記録した『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』。全米では、アニメーション史上最高の公開初週末興収を記録し、ここ日本でも2016年度洋画No.1のオープニング記録を打ち出している。

そんな本作とシネマカフェのタッグが実現! 現在、本サイト左上のシネマカフェのロゴが、ドリー&ニモとハンク&デスティニーの2パターンのロゴとして展開中だ。

シネマカフェが実施したピクサー現地取材では、実際にこのロゴの制作現場を間近で見ることができた。取材に臨んだ筆者に対して気さくに質問に応じてくれたのは、本作でアンドリュー・スタントンとともに共同監督を務めたアンガス・マクレーンだ。

「ドリーとニモの最も重要な見た目の特徴は、体のかたち、目の大きさ、そして口の位置だね」。シネマカフェのロゴの周りにドリーとニモを描き始めると、早速アンガスは、その描き方について解説し始める。「ドリーは体が卓球のラケットのような形で、目は卓球ボールのような感じだ。口を描く際には、鼻の長さに、よく注意を払ってほしい。口はオウムのくちばしにちょっと似た感じだといいと思うよ」。

「ニモの体の形は、角を丸くした小さな四角い箱のイメージ。目が一番特徴的で、口は小さな笑みを浮かべている感じだ。口は瞳と瞳の間くらいの大きさでね。口は瞳と瞳をつなげたくらいの長さにして、常に笑っているように描いたよ。ニモのポーズは、彼の大きなヒレと小さなヒレ“幸運のヒレ”が強調されるような感じで描いてね!」。

そのあまりに迷いのないタッチに目を見張る思いがした筆者だが、きっと何百回とドリー&ニモを描いてきたであろうアンガスに、そのコツについて聞いてみた。すると、「ドリーとニモをどうやってうまく描くかって? 練習あるのみだね!」と、なんともカラッとした笑顔で返答。さらに、「魚はもともと描くのが非常に難しいけど、キャラクターづけられた魚はもっと難しいよ。ニモとドリーを長年描いてきたけど、まだまだ改善の余地はあると思ってる」と、飽くなき探究心も覗かせた。「僕は絵を描くのが大好きで、時間があるときはいつも練習してるよ」。

「ニモやドリーに限らず、キャラクターを描くのはたくさん時間をかけて練習する必要があるね。誰にとっても簡単じゃないってことだけは覚えておいてほしい」。少し真剣な表情で、さらにアンガスは続ける。「アニメーターやアニメーション監督になりたいけど、何を頑張ればいいかって聞いてくる人にはいつもこう言ってるんだ。とにかく描き続けること! ってね。絵を書くことで人生を客観的に見られるようになり、スキルの上達につながる。まさにアーティストに必要な要素だ。描くことがうまくなるにはそれを楽しめるようになることだね」。

アンガスがここで語ってくれた思いは、『ファインディング・ドリー』に関わる全てのクリエイター、ひいてはディズニー/ピクサーの全スタッフの気持ちを表しているようにも思えた。大活躍するドリー&ニモ、そしてハンク&デスティニーの姿を、ぜひ劇場で確かめてみて欲しい。

『ファインディング・ドリー』は全国にて公開。

協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

《シネマカフェ編集部》

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