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武井咲主演で日本映画史に残る名作をSPドラマ化「瀬戸内少年野球団」今夜

作詞家・阿久悠の自伝的小説を夏目雅子ヒロインで映画化、伝説的作品としていまでも語り継がれる『瀬戸内少年野球団』が武井咲主演で復活。スペシャルドラマとして9月17日(土)、テレビ朝日系で放送される。

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作詞家・阿久悠の自伝的小説を夏目雅子ヒロインで映画化、伝説的作品としていまでも語り継がれる『瀬戸内少年野球団』が武井咲主演で復活。スペシャルドラマとして9月17日(土)、テレビ朝日系で放送される。

5,000曲以上の作詞を手がけたという昭和を代表する作詞家、阿久悠さんが1979年に発表、直木賞候補にもなった自伝的小説を、夏目さん主演、篠田正浩監督で1984年に映画化した『瀬戸内少年野球団』は、その後夏目さんが逝去したことで夏目さんの遺作となった。

今回のスペシャルドラマでは原作をより忠実に再現。兵庫県淡路島で敗戦を迎えた少年少女たちが絶望感、喪失感、無力感から野球によって生きる力を取り戻していく姿を生き生きと描くという。

子どもたちの憧れの美人先生で子どもたちと日々真剣に向き合う小学校教諭の中井駒子を武井さんが、少年たちのヒロイン的存在となる海軍提督の娘・波多野武女を人気子役の本田望結が演じるほか、島の名物“オバハン”を友近や、映画版で阿久悠さんの分身的な少年・竜太を演じた山内圭哉、大杉漣、高橋恵子、えなりかずき、平泉成らが出演する。

昭和19年、春。駒子(武井さん)は数日後に出征を控えた網元の長男とささやかな結婚式を挙げる。駒子の願いは、婚約者ではなく妻として夫の帰りを待つこと。甲子園球児だった夫は、駒子から生きて帰るためのお守りにするようにと言われた野球のボールを手に、戦地へと旅立っていく。駒子が務める江坂町国民学校の校庭はイモ畑へと変わっていた。子どもたちは常に空腹を抱えていたが、それでもまだ笑顔でふざけ合う元気を蓄えていた。そんな中、足柄竜太(坂田湧唯)に父の戦死が伝えられる。届いた骨箱には、父が使っていたとされる歯ブラシだけがぽつんと入っていた。「お父ちゃんは名誉の戦死して、歯ブラシになってもうたんか?」。子どもらしい疑問を抱く竜太。時をおかず、駒子には紙切れ一枚で夫の戦死が伝えられる。そして、戦争が終わる。

その夏、海軍提督の娘、波多野武女(本田さん)が江坂町国民学校に転校してくる。終戦を機に学校の教育方針は一変。男女が同じ教室で勉強することになり、竜太と武女は席を隣同士にする。大人びた雰囲気のある武女に竜太はドギマギしながらも、駒子の指導のもと教科書に掲載された軍事色の強い内容を墨で塗りつぶしていく。その従順な姿に、駒子は胸を痛める。夫の弟、鉄夫(栗山航)は駒子の胸中を深く理解。長男亡きいま、両親の銀造(大杉さん)と豊乃(高橋さん)は、そんな鉄夫の嫁に駒子を改めて迎えたいと思い始める。そんな中、淡路島には進駐軍が上陸し、島はたちまちアメリカ文化に感化。竜太と同級生の三郎(山下真人)の兄、二郎(えなりさん)は大阪で一発当てると島を出て行く。半ベソの三郎と一緒に二郎を見送る竜太。その前に、謎の3本足の男が現れる。それは、戦地で片足を失い松葉杖をついた駒子の夫だった。約束通り野球のボールとともに戻ってきた夫は、大人の都合に左右されない確かなルールのある野球を子どもたちにやらせてはどうかと提案。駒子は監督となり教え子たちと少年野球団を結成する――という物語。

あの伝説的名作が今夜スペシャルドラマでよみがえる「瀬戸内少年野球団」は9月17日(土)21時~テレビ朝日系で放送。

《笠緒》

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