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ヒッチコックのミューズ、監督のセクハラとストーカー行為を回想録で暴露!

ダコタ・ジョンソンの祖母でメラニー・グリフィスの母である女優ティッピ・ヘドレン(86)が来月に回想録を出版する。

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ティッピ・ヘドレン&ヒッチコック監督-(C)Getty Images
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ダコタ・ジョンソンの祖母でメラニー・グリフィスの母である女優ティッピ・ヘドレン(86)が来月に回想録を出版する。

ティッピは1961年にテレビのコマーシャルに出演していた姿をヒッチコック監督に見いだされ、1963年に『鳥』に主演。当時は監督のミューズであり、寵愛を受けているものだと思われていたが、実際は6か月の製作期間中、度重なるセクハラに耐えていたそうだ。「The New York Post」が抜粋した具体的な例として、ヒッチコックは『鳥』でティッピと共演したハンサムなロッド・テイラーに「ティッピと仲良くするな、触れるな」と釘を刺し、ティッピが男性と楽しそうに話しているだけで冷たい視線を送ったり子どものようにすねたり、激しく嫉妬したという。

また、「監督は、車に一緒に乗るとドライバーに私の家の前を通過させました。そして『僕に触れて』と言うのです」。何とも驚きのセクハラであるが、リムジンの後部座席で無理矢理キスを迫られたこともあり、「もう本当に最低最悪な瞬間でした」とティッピは回想録に綴っている。

当時誰にも相談することができなかったのは「60年代には“セクハラ”や“ストーカー”なんていうのは存在し得ないものだったから…」。また、スタジオにとって大切なのは、自分ではなく監督の方だと明らかだったのも声を上げられなかった理由だと語っている。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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