【新テラハ】プロデューサーに聞いた「テラスハウス」というリアリティ・ショー

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「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント 全 4 枚 拡大写真
フジテレビ / イースト・エンタテインメントが制作する人気リアリティ・ショー「テラスハウス」の新シーズンが本日11月1日(火)より「FOD」と「Netflix」で配信を開始した(テレビ放送はフジテレビ系で11月28日から)。舞台はハワイ。これまで湘南、東京と日本の地で若い男女のさまざまな人間模様を描いてきたが、今回、シリーズとして初めて海外へ舞台を移し、そこで生活していく6人の男女も、国籍はさまざまだ。これらの新たな試みについて、番組チーフプロデューサーに話しを伺った。

新シーズンクランクイン直後に現地のハワイにて取材が行われた。青い空、青い海…その言葉通りのこの場所は、美しい自然と陽気な人々でにぎわうリゾート地。ビーチを見下ろす高台にある今回の新住居を訪れ、まだ共同生活を始めて2日目の新メンバー6人と顔を合わせた。いままでのシリーズでも没個性なメンバーはいなかっただろうが、今回はひと目見たその容姿からも強いインパクトを感じさせた。

番組チーフプロデューサーの太田大氏、松本彩夏氏に、今シーズンの新たな試みについて尋ねた。

「最初に湘南、そして東京とやってきて感じたのは、海があるリゾート感というか“ゴキゲン”さが東京にはなかったなと。東京だとどうしても非日常感が薄く感じることがありました。東京は東京で、そういったことが転じて喧嘩が多かったりして良くも悪くも別の面白さがあったんですけどね。それで、次はまたどこか離れた場所がいいなと思いました。“だったらハワイでも行っちゃう?”って(笑)」(松本氏)。東京を舞台にした前シーズン「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」は東京ならではの混沌さがあり、それは東京で暮らす若者の“リアル”だったように見えたし、「東京編」そのものは否定しない。

「メンバーの結束や“ここにしか私たちはいられない”というような“陸の孤島感”が失われたなっていう気持ちがどこか撮影しているなかであって。普段の生活をある意味で捨てなければ住めない環境で、なにかを犠牲にしてそこに住んでいるっていうことで生まれるものがあったんだなって。『東京編』を否定するつもりはないんですけど、やっぱりその感じはもう1回テラスハウスに必要だなと」(松本氏)。

今回の選ばれた6名の住人は、まず男性陣に高校生でウクレレアーティストの18歳、俳優志望の18歳、家具職人の27歳。そして女性陣は画家志望でモデルの18歳、ショップ店員の26歳、23歳女性の6人。容姿のインパクトもさることながら、彼らはそれぞれに夢や誇れるような職を持っている。すでに実を結んでいる者もいれば、大きな夢に向かって歩んでいる途中の者もいるが、話しを聞いてみるとそれぞれが強い野心を持っており、選ばれた6人であることを納得させた。今回だけでなく過去も含めて、メンバー選定に基準はあるのだろうか。松本氏いわく、オーディションの部屋へ入ってきたファーストインパクトで、それはほぼ決まっているのだという。

「その時々のメンバーとのバランスもありますし、容姿が抜群だから仕事が立派だからといって全員採用ではないです。でも入ってきた時にわかりますよね。“面構え”というか美人だとかとは別の“良い顔してるな”というような。話しを聞いてみたらなかなかいいじゃんみたいなことってそんなにない。やっぱり顔にやっていることって出るんですよね。…と思っていたらとんでもない子もたくさんいましたから、アテにはならないですけど…(笑)」。

前シーズンより地上波放送だけでなく「Netflix」によって世界190か国で視聴できるようになった本作。すでにアメリカには多数の人気リアリティ・ショーが存在するが、「テラスハウス」は派手で過激なアメリカのそれとは大きく異なり、日本人らしい情緒を感じさせる番組だ。この差について太田氏は演出の違いを挙げた。「海外のリアリティ・ショーってBGMやSEを多用していて、それがドラマっぽくさせているんですよね。『テラスハウス』は基本的には実存する曲を使用しますし、“ズドーン”とかSEを使わない。これは結構大きな違いかなと思いますね」。加えて松本氏は、演出上重要視していることについても。「カメラをできるだけ動かさない。良いこと言ったり泣いてたらズームしたくなるけれど、それをするとやっぱり私たちが“いまここ見てください”ってことになる。見る人にできるだけゆだねるということは最初から気にしているところ。制作側の気配を消すとか。視聴者の皆さんが見たいように見てもらえればいいなって」。

「テラスハウス」を通して、日本のテレビ局として日本の文化や日本人らしさを表現する意図があるかどうかには「全然そんな大それたことを思っていないです!(笑)」と松本氏。加えて太田氏は「文化の差というのではなく、この番組は日本文化や日本人らしさを背負う番組ではないのですが、アメリカのような派手な出来事も特にないけど、日本の若者たちのいまを切り取るとこういう感じになりましたというものですね」とふり返る。「海外と違うように作ろうとか、海外はこうだけど私たちはこう! っていうのは全然思ったことがなくて。日本人が日本人を撮っていたらこうなりましたっていう感じかなと思います」。

「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」(全24話)は「FOD」&「Netflix」で現在配信中。
テレビ放送は11月28日(月)深夜24時55分~フジテレビにて放送。


協力:Netflix

《text:cinemacafe.net》

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