【シネマカフェ的海外ドラマvol.365】歌&ダンスで魅了!話題のミュージカルドラマに注目

海外ドラマ コラム

「クレイジー・エックス・ガールフレンド」に出演するキャスト陣(C)Getty Images
「クレイジー・エックス・ガールフレンド」に出演するキャスト陣(C)Getty Images 全 2 枚 拡大写真
『ラ・ラ・ランド』『モアナと伝説の海』『SING/シング』、そして『美女と野獣』と、歌&ダンスが映画と幸せな関係を築いている2017年。もちろん、歌&ダンスたっぷりの人気作なら、海外ドラマの世界にもあります! 今回は、話題のミュージカルラブコメディ「クレイジー・エックス・ガールフレンド」を紹介します。

「ゴシップガール」などの放送局The CWで2015年秋から放送されている「クレイジー・エックス・ガールフレンド」は、ニューヨークで活躍する超エリート弁護士レベッカ・バンチが主人公。仕事ができて、収入も多いレベッカはいわゆる“デキる女”ですが、思い込みが激しいというか、妄想癖が過ぎるというか…な面も。そんなレベッカが高校時代にちょっとだけ付き合った元カレのジョシュと再会し、恋心を再燃させ、東海岸での暮らしを投げ捨て、ジョシュの暮らす西海岸に引っ越すところから物語が展開していきます。

本当は優しくていい子ではあるものの、ストーカー上等! と言わんばかりに我が道をマイペースに突っ走るレベッカは、新しい就職先となる法律事務所の面々ら、周囲を巻き込んでジョシュの愛を勝ち取る作戦を開始。ですが、ジョシュにはすでに美しい恋人バレンシアが。また、自己中女子と知りながらもレベッカに惹かれるバーテンダーのグレッグら、第2の男子も現れる中、レベッカはジョシュと結ばれることができるのでしょうか…。

主人公のレベッカを演じるだけでなく、脚本&製作総指揮も務めるレイチェル・ブルームは、ニューヨーク大学で演劇の勉強をし、脚本家やコメディ女優として活躍してきた才女。全米放送が始まった直後の2016年、ゴールデン・グローブ賞テレビの部でミュージカル/コメディ部門主演女優賞に輝きました。レベッカと同じくレイチェル自身も相当お茶目な性格のようで、「クレイジー・エックス・ガールフレンド」でドラマ界の人気スターになる以前には、自作のミュージックビデオ「Fuck Me, Ray Bradbury」(あえて原題表記にしてみました)をYouTubeに公開。SF作家レイ・ブラッドベリの生誕90周年を祝うこのビデオは、ざっくり言えば「ブラッドベリ大好き!」という内容。ですが、タイトルからもわかるように表現は過激。“クレイジー・エックス・ガールフレンド”であるレベッカが、ジョシュに対して表現する過激な恋心の原点とも言えそうです。

過激なユーモア&音楽のミックスを愛するレイチェルの姿勢は「クレイジー・エックス・ガールフレンド」でも確実に見られるもので、劇中には楽しいものからエロいもの、馬鹿馬鹿しいもの、シリアスで感動的なものまでミュージカルシーンが満載。レベッカだけでなく、おバカなくらい素直でムキムキ筋肉が自慢のジョシュも、気の強さとナイスバディで彼を尻に敷く恋人のバレンシアも、レベッカに振り回される皮肉屋のグレッグも、レベッカの恋を応援するアシスタントのポーラも、歌います! 歌声自慢の実力派キャストが集結したおかげで、全員上手いです! しかも、1シーズン全18話(シーズン2は全13話)にわたってオリジナリティに溢れたミュージカルの数々が楽しめるのですから、量的にも2時間の映画よりお得? ちなみに、記念すべきシーズン1第1~2話は、『(500)日のサマー』『アメイジング・スパイダーマン』のマーク・ウェブが監督を務めています。

すでにシーズン3の全米放送も予定されている「クレイジー・エックス・ガールフレンド」。ミュージカル映画にハマった人は、ぜひこちらもご覧ください。

《text:Hikaru Watanabe》

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