【インタビュー】24時間年中無休の俳優・山田裕貴、鎖国時代を変えた人気俳優との出会い

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山田裕貴『破裏拳ポリマー』/photo:Hayato Ishii
山田裕貴『破裏拳ポリマー』/photo:Hayato Ishii 全 13 枚 拡大写真
溝端淳平が本格ヒーローアクションに初挑戦する映画『破裏拳ポリマー』で、相棒の新米刑事を演じるのが俳優の山田裕貴。特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」(2011)で俳優デビューした山田さんにとっては、原点ともいえる古巣カムバックだ。ただ今回は変身しない側としての出演で、演技力が試されるコミカルパートも担当する。本作公開を皮切りに、2017年はテレビドラマ・映画ともに出演作が複数待機中。特撮出身俳優が注目株になった理由とは。

俳優としての分岐点に山田さんが挙げるのが、福士蒼汰・有村架純と共演した映画『ストロボ・エッジ』(2015)。原作は人気コミック。ゆえにキャスティングを巡ってネットは荒れた。「僕の役は蒼汰と架純ちゃんを奪い合う役柄でした。僕は当時、2人と比べて役者として世間の皆さんの認知度も低く、自分で自分の名前を検索すると『誰こいつ』と僕の出演に対して賛否の否しかありませんでした。日本中の女子高生が敵になった気分で、もう悔しくて、悔しくて…。でも、それが自分の役者魂に火をつけたんです」と奮起する契機に。

山田裕貴『破裏拳ポリマー』/photo:Hayato Ishii
だが現場で再び打ちのめされる。「目にしたのは、蒼汰と架純ちゃんのスター性でした。普段はフラットな感覚でいるけれど、一歩外に出るとスイッチが入って切り替わる。そのプロとしての姿に感激すると同時に、自分に欠けているものを見せつけられたような気がしました」とふり返る。

それまでの山田さんは、鎖国時代だったという。表面的には明るく振る舞っているが、心根は誰にも見せないようにしていた。そこに有村さんや福士さんという名の黒船来航。「このままではマズイ。しかし2人と同じようなものを目指しても意味がない。ONとOFFをなくして自分自身を解放しなければならない」と決意。いまでは「どんな場面でも素直に自分を出す。どんな相手であっても、腹を割ってきちんとコミュニケーションをとる。プライベートでも感情の赴くまま、行きたいと思った場所にはその日のうちに行き、精一杯楽しむ」に変えた。
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《text/photo:Hayato Ishii》

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