【カンヌ国際映画祭】開幕!非劇場公開作品について論議も

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第70回カンヌ国際映画祭
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第70回カンヌ国際映画祭が、南仏・カンヌで5月17日(現地時間)に開幕した。開幕式前には審査員団の記者会見が行われ、審査委員長のペドロ・アルモドバル(スペイン)をはじめ、ウィル・スミス(米)、ジェシカ・チャスティン(米)、パク・チャヌク(韓)、ガブリエル・ヤレド(仏)、マーレン・アデ(独)ら9人が出席。

今年の特色は、ポン・ジュノ監督の『オクジャ』(原題)、ノア・バームバックの『ザ・マイヤーウィッツ・ストーリー』(原題)という、Netflixの非劇場公開作が最高賞パルムドールを競うコンペティション入りをしていること。これについて質問が飛ぶと、アルモドバルは「技術革新はよいことだが、個人的には劇場公開予定がない作品に賞はあげたくはない。映画は少なくとも自分の椅子よりは大きなスクリーンで観てほしいし、劇場を守りたい」と爆弾発言。

一方、ウィル・スミスは「あくまで僕の家の場合だけど、子ども3人は毎週2回は映画館に行くし、Netflixでいままで観たことのない種類の映画も観るようになった。Netflixは映画館とは敵対しないと思うし、若い作り手が出てくるためのいいプラットフォームになっていると思う」とNetflixを擁護したが、この論争はますます高まりそうだ。なお映画祭側は、来年以降は劇場公開されない映画のコンペ出品は認めないことを決めている。

記念すべき70回大会の開幕作品は、フランスのアルノー・デプレシャン監督の『イスマイルの亡霊たち』(英題:Ismail’s Ghosts)。主演のマチュー・アマルリック、マリオン・コティヤール、シャルロット・ゲーンズブールらがレッドカーペットを飾った。現在、ギョーム・カネとの間の第二子を妊娠中のマリオンは、体を覆うような黒のドレスで、シャルロットのマイクロミニのドレスと好対照だった。ほかにも、リリー・ローズ・デップ、エル・ファニング、ジュリアン・ムーアや「ある視点」部門の審査委員長であるウマ・サーマン、開幕式の司会を務めたモニカ・ベルッチなど華やかな面々が登場。18日夜には、木村拓哉が三池崇史監督、杉崎花らと共に『無限の住人』でカンヌのレッドカーペットに久しぶりに登場する。カンヌ映画祭は28日まで。

《text:Ayako Ishizu》

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