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岡田将生&木村文乃、“痛男”と“毒女”で初共演!「伊藤くん A to E」映画化

岡田将生と木村文乃が初共演で、女性から圧倒的支持を受ける柚木麻子の恋愛小説「伊藤くん A to E」の実写映画化に主演…

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岡田将生&木村文乃 (C)「伊藤くん A to E」製作委員会
岡田将生&木村文乃 (C)「伊藤くん A to E」製作委員会 全 2 枚
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岡田将生と木村文乃が初共演で、女性から圧倒的支持を受ける柚木麻子の恋愛小説「伊藤くん A to E」の実写映画化に主演。それぞれ、モンスター級の俺様キャラ“痛男”(いたお)と、崖っぷちアラサー独身女性“毒女”(どくじょ)を演じることになった。

物語は2つの視点で展開する。容姿端麗だが、自意識過剰で無神経すぎる“痛男”伊藤誠二郎。彼に人生を振り回される女たちは、【A】伊藤に粗末に扱われ続ける才色兼備の高級カバン販売員、【B】伊藤からストーカーまがいの好意を持たれる、バイトに身の入らないフリーター、【C】親友が想いを寄せる伊藤を寝取る、男を切らしたことのないタルト店の店員、【D】処女は重いと伊藤にふられ自暴自棄に初体験を済ませようとする大学生…そして【E】女たちの伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る、売れなくなった脚本家。

伊藤がクズっぷりを発揮し【A~D】の女たちを振り回していく一方、4人の女たちが「恋愛相談」で、脚本家・矢崎莉桜のもとに駆け込む。一見優しくアドバイスする莉桜が、「こんな男のどこがいいのか」と、赤裸々で無様な彼女たちの悩みを、心の中では毒づき、あげく新作ドラマのネタにしようと画策。

やがて2つの視点がクロスしていき、4人を翻弄していた“痛男”が実は同一人物で、しかも莉桜が主宰するシナリオスクールに通う伊藤誠二郎だったことが明らかに。伊藤はこれまで、莉桜が優越感を持ち続けるために“飼い馴らしてきた”存在。そして、そこから【E】莉桜自身が、赤裸々に無様に伊藤と向き合うことになってしまう。そんな“毒女”たちが伊藤に抱く恋心、苛立ち、嫉妬、執着、優越感、見栄、欺瞞、欲望…、人間なら誰しもが抱える“毒”が刺激的に鮮やかに描きだされ…。

原作は、2014年本屋大賞にランクインした「ランチのアッコちゃん」をはじめ、数々のヒット作を生み出し、女性から熱い支持を受ける作家・柚木麻子が、2013年に発表した作品。自身初の直木三十五賞候補作ともなった会心の恋愛小説だ。“痛男”とは文字通り、周りが引くような「痛い男」。ナルシスト、ケチ、俺様な態度、プライドが高い、といった特徴がある。また、“毒女”とは「独身女性」を意味するネットスラング。何か問題・毒がある人という意味も含んでいる。

主人公の“痛男”伊藤誠二郎を演じるのは、現在放送中の日曜劇場「小さな巨人」でもその存在感を際立たせる実力派俳優・岡田さん。今夏には伝説の大ヒットコミックを映画化した『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の双方に出演するなど、話題作の常連。気品のある甘いルックスで圧倒的人気を誇りながら、『悪人』『告白』でのヒール役の演技が評価され、本作では、関わる女たちの人生を翻弄する前代未聞の“痛男”に。とにかくモテるが、行き過ぎた自己愛から、関わる人すべてを不幸にする、そんなイケメンなのに全く共感できない新しい形のダークヒーローともいうべき難役に「演じられるのは彼しかいない」と、メガホンをとった廣木隆一監督が白羽の矢を立てた。

岡田さんは「原作を読んでいたので、伊藤くんをやらせてもらえるのはとても嬉しかった」とコメント、「また廣木監督とやれることが幸せだなぁ」と明かす。「伊藤には共感などは一切できず反感しかなかった」という岡田さんは、「ひと言で言うとクズみたいな男ですね。本当にモンスターだなぁと思ってます。いままで培ってきたものを全て集約させて伊藤くんと心中する覚悟で臨みたいと思ってます」と意気込み、「撮影中はクズで終わりたいと思ってます」と熱弁を振るう。

そして、伊藤の存在に迫っていく崖っぷちの脚本家・矢崎莉桜には、ドラマ「ボク、運命の人です。」をはじめ作品ごとに異なる魅力を放ち、実力派女優の道を歩みはじめている木村さん。洗練された美しさを持ちながらも、親しみやすさを兼ね備え、高い好感度を誇る稀有な女優として映画・ドラマに欠かせない存在となっている。

木村さんが演じるのは、プライドだけは高く、腹の奥で毒を吐きまくり、他人の不幸を利用してまで返り咲こうとする“毒女”。好感度最低の「痛男・伊藤」に立ち向かう存在として、「これまでのイメージとギャップのある、腹黒くしたたかな木村文乃が見たい」という廣木監督の願いで今回のキャスティングが実現した。新たな一面をスクリーンに焼き付け、初共演となる岡田さんと、互いに“毒”を持って演技合戦に挑む。

木村さんは「廣木監督とまたお仕事出来ることが楽しみです。こんなにもリアルで、痛くて、知りたくなかった“女であること”、を思い知らされる作品は他にはないと感じました」と明かす。「矢崎莉桜という、右に左に揺れる女性たちの実は一番の理解者で、去る者は追わないけど来る者も拒まない、傷つけているようで傷ついている独特の立ち位置の加減を上手く作り上げていけたらと思っています」と意気込みを語り、「岡田将生さんとは初共演ですが忘れられない作品になれるように日々を積み重ねて行きたいです」と語る。

本作でメガホンをとる廣木監督といえば、近年では『ストロボ・エッジ』『PとJK』など、青春恋愛映画での活躍が目立つが、『ヴァイブレーター』『さよなら歌舞伎町』など、深く人間心理をあぶり出し、海外でも高い評価を受ける実力派。「華やかな甘い恋愛模様に秘められた、心の奥に潜むそれぞれの毒を、廣木監督の手によって描き出してほしい」と考えた製作陣が熱烈オファーしたという。

廣木監督は、「女性の恋愛観だけではなく友情など本音トーク的な小説に惹かれ、恋愛で成長して行く女性達を描きたいと思いました。岡田くんは最近役の幅がどんどん広がっていくようで、どんな芝居をしてくれるのか楽しみです。木村さんには、本音なのか演技なのか、自然に大人の女性の内面をうまく出してくれたら面白いものになると期待しています」とコメント、「少しでも女性の本音に迫れたらいい」と明かす。

そして、原作者の柚木さんは、「こんな最低男の話を誰が実写で見たがるんだろうか、という不安はあったのですが、岡田さんだったら、伊藤くんを演じても、憎々しさの中に品と説得力を持たせることができると思います」と太鼓判。「木村さんのような完璧な女性が、だらしない矢崎をどう演じてくれるのか? ワクワクしています。最低男を通じて連帯する女の子たちを描こうとした物語です。最高のキャストでの自作初映画化、こころから感謝します」と、実写映画化に期待を寄せている。

イマ旬の本格派キャストと実力派監督によるタッグが、どんな化学反応を見せるのか。予測を裏切られ、観れば震撼する、かつてない恋愛ミステリーに注目だ。

『伊藤くん A to E』は2018年初春、公開予定。

《シネマカフェ編集部》

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