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【インタビュー】松岡茉優 俳優の仕事は「本当に愛おしいものばかり」18歳で訪れた人生の分岐点

夢や目標に向かって頑張ること、困難が立ちはだかっても諦めないこと。普遍的なメッセージが込められた『カーズ』シリーズは…

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松岡茉優『カーズ/クロスロード』/photo:You Ishii
松岡茉優『カーズ/クロスロード』/photo:You Ishii 全 16 枚
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松岡さん自身にとっての人生の岐路は、高校卒業後に大学に進むのか、それとも俳優業に専念するのか…18歳のときに訪れた。それから4年。当時の選択をふり返る。

「マックィーン程ではないですが、22年生きてきたなかで、4年前の分岐点はけっこう大きな選択を迫られたと思います。大学に行っていたら、それはそれでいまとは違う出会いがあって、仲間と出会えていたかもしれないですが、大学を選んでいたらできなかった仕事もある。大学に行かない選択をして、その選択によって出会えた俳優の仕事は、私にとって本当に愛おしいものばかり。あのときの選択は間違っていなかったと思っています」。自分の信じた道を歩き、しっかりと足跡を残しているのは、彼女の才能と努力のたまものだ。

松岡茉優『カーズ/クロスロード』/photo:You Ishii
そんな松岡さん、幼い頃からディズニー作品に登場するプリンセスに憧れていたそうで、一番のお気に入りだという『シンデレラ』は、ビデオテープがすり切れるほどくり返し観ていたと言う。今回演じたクルーズはドレスをまとったプリンセスではないけれど、見方によっては、現代をたくましく生きる、働くプリンセス。女性が憧れるヒロインであり、愛しいキャラクターとして松岡さんのなかに刻まれた。

「クルーズはトレーナーの仕事を楽しくやっていて、どんなときも元気であろうとしていますが、実は心の中に迷いも抱えていて、優柔不断になることもある。それでも前に進もうと頑張るところなど尊敬していますし、私もクルーズのようにありたいって憧れます。似ているところもあって…怒っていたとしても、一晩寝たら、前の日に何で怒っていたのか忘れちゃう方なのですが、そういう調子のいいところは、似ているかも(笑)」。この明るさも彼女の魅力のひとつだ。

『カーズ/クロスロード』(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
また、いち観客としての感想をたずねると「最後のクライマックスのレースシーンはやっぱり感動しました!」と、声のテンションが高くなる。松岡さんも大絶賛するように、過去2作を越えるレースシーン、その臨場感と迫力は本当にすさまじい。そこには『カーズ』を愛するスタッフの挑戦があった。映画を通して、アフレコを通して、彼らのプロフェッショナルに触れたことで、松岡さんは、改めて「自分がどれだけお芝居が好きなのかを実感した」と語る。

「私がお芝居から離れられないのは、お芝居を観てくださった人が笑ってくれること、それがとても嬉しいんです。物心ついた頃から、親戚の人の前で、みんなを笑顔にしたくて何かのものまねをしたりしていました。そのときから、人を笑顔したい、人を笑顔にできる仕事がしたい、人を笑顔にする作品に携わりたい、というのが私の目標であり夢です。この『カーズ/クロスロード』でクルーズを演じたことで、またひとつ夢が叶いました」。

『カーズ/クロスロード』(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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《text:Rie Shintani/photo:You Ishii》

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