“戦国時代前夜”のボーイズグループ!人気俳優を続々輩出する理由は

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佐野勇斗&北村匠海&佐藤寛太
佐野勇斗&北村匠海&佐藤寛太 全 21 枚 拡大写真
ここ数年、音楽シーンで盛り上がりをみせているのが“ボーイズグループ”。「LDH」や「EBiDAN」を筆頭に大小様々なグループが林立。さらに地方にも“ご当地グループ”が誕生し東京進出を果たす面々も現れるなど、“戦国時代前夜”の様相を呈している。

これらボーイズグループには俳優としても活動しているメンバーも多く、グループの活動と並行して俳優業でもブレイクするケースが増えている。今回はボーイズグループ出身の注目若手俳優の活躍ぶりを追った。

■「劇団EXILE」で演技修行 ダンスで鍛えた身体能力も武器に…「LDH」


「EXILE」から始まりいまや「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(通称:三代目JSB)「GENERATIONS from EXILE TRIBE」「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」などの人気グループを擁する「LDH」。多数の音楽アーティストを抱える一方で「劇団EXILE」を立ち上げ、俳優の育成にも注力。10代~20代を中心に絶大な支持をうける彼らの中から俳優として頭角を現わすメンバーが続々と登場している。

LDH発のグループの“売り”といえばなんといってもスタイリッシュなダンスとその音楽性から来るワイルドなイメージ。ダンスで鍛えられた高い身体能力は、彼らが総力を挙げて挑んだ一大プロジェクトである「HiGH&LOW」シリーズでのアクションシーンでも存分に発揮されている。同シリーズでの印象と各グループの音楽やファッション性から来るワイルドなイメージも魅力の1つだ。

鈴木伸之&岩田剛典&青柳翔&登坂広臣&片寄涼太&町田啓太&佐藤寛太&小野塚勇人左上から岩田剛典&鈴木伸之&片寄涼太&小野塚勇人&青柳翔&登坂広臣&町田啓太&佐藤寛太&

LDH系の中でも特に成長著しいのが「劇団EXILE」出身の鈴木伸之。二階堂ふみ&山崎賢人主演の『オオカミ少女と黒王子』で注目を浴びると、この春クールのドラマ「あなたのことはそれほど」にて波瑠演じるヒロインの初恋相手にして不倫相手・有島光軌を演じ、大きな話題に。現在公開中の映画『東京喰種トーキョーグール』にも抜擢された。

また「三代目JSB」の岩田剛典も注目の存在。2010年に同グループでデビューすると昨年6月公開の映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で映画初主演。「第41回報知映画賞」新人賞や「第40回日本アカデミー賞」新人賞、話題賞を受賞するなど俳優としても高い評価を受けた。さらに昨年秋の「砂の塔~知りすぎた隣人」での熱演も記憶に新しい。

5月20日から全国公開された『たたら侍』で主演を務めた青柳翔は2007年に「劇団EXILE」へ入団。月9ドラマ「私が結婚できない理由」や『極道大戦争』などで“ヒゲメン”の代名詞と呼ばれ人気に。2014年、映画『ホットロード』で衝撃的な映画初主演を飾った「三代目JSB」登坂広臣や、『兄に愛されすぎて困ってます』などへの出演で俳優としても今後活躍しそうな「GENERATIONS」片寄涼太。連続テレビ小説「花子とアン」での爽やかさと「人は見た目が100パーセント」での理系男子ぶりなど幅広い表情をみせる「劇団EXILE」町田啓太。この夏放送中の「脳にスマホが埋められた!」や“恋愛禁止の世界”を舞台にした映画『恋と嘘』にも出演する佐藤寛太。そして「劇団EXILE」小野塚勇人は若手俳優の登竜門ともいわれる「仮面ライダー」シリーズの「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーレーザー/九条貴利矢役として1年間を駆け抜けるなど、「LDH」系グループの若手メンバーから目が離せない。

■フレッシュな魅力と俳優としての確かな実力で勢力拡大…「EBiDAN」


「EBiDAN」はスターダストプロモーション所属の新人・若手俳優によるユニット「恵比寿学園男子部」のこと。様々な個性が集合し、舞台公演やライブイベントなど多才な活動で多くのファンを獲得している。6月14日に日本武道館公演を行った「超特急」を筆頭に「DISH//」「M!LK」「PrizmaX」などのグループが活動。「EBiDAN」としても東京国際フォーラム・ホールAでのイベントを行うほどの規模に成長している。

彼らの特徴はなんといっても「ももいろクローバー」などアイドルを生みだしたスターダストならではの“個性が際立つグループ”としての活動ぶり。そして、数々の俳優を輩出してきた同事務所だけに演技力も確かな点だ。10代を中心とした若さやフレッシュさに惹かれて作品を見て、その実力に驚かされた人も多いのではないだろうか。

「EBiDAN」出身俳優で現在最も熱い存在といえば、号泣者続出で大きな反響を巻き起こしている『君の膵臓をたべたい』で浜辺美波とW主演している「DISH//」北村匠海。ざっと挙げるだけでも『信長協奏曲』や橋本環奈主演作の『セーラー服と機関銃-卒業-』、多部未華子主演の『あやしい彼女』、そして若手俳優たちが集結した『ディストラクション・ベイビーズ』…と注目作、話題作に続々出演してきた北村さん。放送中のドラマ「僕たちがやりました」ではグループとして主題歌を担当。映画にTVに、両方で目にする機会が急増したことで人気がさらに加速しそうだ。

もう1人の注目株が『くちびるに歌を』への出演、昨年放送されたドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の出演で脚光を浴びた「M!LK」の佐野勇斗。繊細な思春期の少年を見事に演じたその実力がかわれ人気作の続編『ちはやふる -結び-』への出演も決定。どう成長するかが楽しみな存在の1人だ。

大ヒット中の映画『東京喰種トーキョーグール』で主人公の幼なじみで同級生のヒデを演じている「超特急」の小笠原海は、7月に公開された『ハローグッバイ』が「第29回東京国際映画祭」で日本映画スプラッシュ部門に正式出品されるなど、今後さらなる才能の開花が期待できる俳優。また土屋太鳳がヒロインを演じた『兄に愛されすぎて困ってます』でそれぞれ特徴あるイケメンを表現した「超特急」草川拓弥、『一週間フレンズ。』に続きこの秋公開の『一礼して、キス』で2作目の映画単独出演が決定した松尾太陽、「ハロー張りネズミ」の「M!LK」吉田仁人など続々と次世代の才能が控えている。

さらに「PrizmaX」の森崎ウィンが来年3月に公開予定のスティーブン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー・ワン/Ready Player One』(原題)でハリウッド進出するなど「EBiDAN」は世界的な舞台にも活躍の場を広げている。

そのほか、数々の人気俳優を世に送り出してきた「ジュノンボーイ」コンテストも「ジュノン・スーパーボーイ・アナザーズ」で音楽プロジェクトをスタート。年長組、年少組に分かれCDデビューを目指して奮闘するほか、俳優やモデル、タレントとしても活動していくというこのプロジェクトからも前嶋曜が「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」で主演を務めることに。

多くの観客の反応をダイレクトに感じられるライブで歌やダンスを披露することは、演技の基本である「身体表現」が鍛えられる。演技レッスンと並行してグループ活動を行うことで俳優としての基礎がさらに強固なものになるのではないか。

またグループで活動することはファンからの注目を集めやすいという利点も。グループとしての実績や人気がフックとなってドラマや映画に起用されるケースがあるだろう。

今後も“ボーイズグループ”から人気俳優が輩出される流れが増えそうだ。

《笠緒》

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