【ドラマニア】“王道”は揺るがない! 夏クール「勝手にベスト3」

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吉岡里帆&高畑充希&武井咲
吉岡里帆&高畑充希&武井咲 全 16 枚 拡大写真
段々と涼しさが増し、少し淋しい気持ちになるこの季節。ついに夏クールのドラマも放送終了してしまいました。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が勝手にセレクト! 7月クールの総合ドラマランキングを発表して参りますよ~。全体を通して“王道”という二文字が浮かぶ作品が多かったような気がします。

■第1位:“家族愛”の真ん中を射抜いた「過保護のカホコ」


高畑充希主演「過保護のカホコ」
現代リアルとのギャップが笑えて――泣ける

“史上最強の箱入り娘”最初にそのコピーを聞いたとき、正直「そのテーマで、最終回までどうやって引っ張るんだろう?」と考えてしまった自分が、いまとなっては大変お恥ずかしい。SNSなどで叫ばれているように、私も現在“カホコロス”の真っ只中です。

主人公・根本加穂子(高畑充希)は、両親に溺愛されて育ち、生活の全てが親任せという今時珍しいタイプの女子大生。毎日の洋服や食事、就職先に至るまで…何を決めるにも母親の顔色を窺う癖が染みついていました。本作ではそんな加穂子が、自分とまるで違う環境で育った青年・麦野初(竹内涼真)と出会うことで、驚くべき変化を遂げていく様が非常に魅力的に描かれていました。

最初のうちは、見ていて「いくらなんでも、過保護過ぎる」「加穂子には自分というものがない」と、ついモヤモヤした感情が心に鈍く響いていたのですが――最後の最後、脚本家・遊川和彦さんに見事してやられましたね! ドラマを見進めていく過程において、加穂子がどんなにミスをしようと、愛されて育った彼女の周りにはいつ如何なるときも“愛”が溢れているということに気づかされるのです。

人間であれば誰しも、日々の生活の中でつい心が荒み、ダークな思考に支配されてしまったという経験があるでしょう。でもそんなとき、あえて眩しい加穂子のような存在と触れ合うことが(やや荒治療的ではありますが)実はすごく大切なことなのかもしれないと学ばせてもらいました。

■第2位:これこそが“純愛”の極み!


「ごめん、愛してる」プレミア試写会
「ごめん、愛してる」が描いた王道のラブストーリー

まるで原作の韓国ドラマをそのまま見ているかのような、悲劇的な展開の嵐。リアリティを追求しがちな昨今の日本の風潮に苦言を呈するかの如く、“純愛”を極めた展開がとても新鮮な作品でした。もどかしくも切ないすれ違いの連鎖――これはこれで、ものすごく有りだなぁというのが率直な感想です。

脳に弾丸を受け、余命わずかと宣告された主人公・岡崎律(長瀬智也)。死ぬ前に一目、自分を捨てた母親に会いたいと探し出した律でしたが、運命は悪戯にその心を弄びます。母・麗子(大竹しのぶ)は“一人息子”のサトル(坂口健太郎)を溺愛。心臓に重い病を患い生まれてきたサトルを何とかして助けたいと奔走――そこへ、余命僅かな律が現れて…というのが、涙無しでは見られない最終回の展開でした。

とはいえ涙だけでなく、胸キュンシーンが多かったのも本作の特徴。毎話必ず一度は登場する、長瀬さん×ヒロイン・吉岡里帆さんの絡みシーン。二人の付かず離れずの距離感がたまりませんでしたね(笑)。床ドン、顎クイ、肩ズン…話題の恋愛要素が惜しみなく詰まっていましたので、皆さん是非見返してチェックしてみてください。

■第3位:手に汗握るミステリー要素が満載


「黒革の手帖」
息つく暇のない、裏切りの連鎖…「黒革の手帖」

これまでにも数多く映像化され、ザ・王増の名作として語り継がれてきた松本清張さん原作「黒革の手帖」。どこかあどけなさの残る役どころが多い印象の武井咲さんですが、本作の主演を経て、まさに“一皮むけた”感じがしましたね。着物にドレス、サングラス姿など、ハイクラスなファッションを着こなし、大人の女性としての佇まいが凛と輝いていました。

物語では地味な派遣社員から一転、横領で得た頭金を元手に銀座のママへと華麗に変身する主人公・原口元子(武井咲)の華麗なる生き様が描かれていきます。彼女を取り巻く曰付きの男たちを演じるのは、滝藤賢一さん、奥田瑛二さん、高嶋政伸さん、伊東四朗さんと何とも豪華な面々。彼らを見事手玉に取り、大逆転する様はまさに圧巻! 週の疲れが溜まる木曜日の夜に最適――スカッとした気持ちになれる、心地良い作品でしたね。

江口洋介さん演じる衆議院議員・安島との甘く切ない恋も必見。最終回で二人が見せた含みのある微笑みが、放送終了後SNSなどで大きな話題を集めています。原作や前作などと見比べて考察してみると面白いかもしれません。

以上、いかがでしたか?

次は気になる秋クールのおすすめドラマについて、ピックアップしてご紹介していきます。お楽しみに。

《text:Yuki Watanabe》

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