ソダーバーグ監督、わずか十数分のトークで強烈個性発揮! 日本映画の強い影響も言及

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スティーヴン・ソダーバーグ監督『ローガン・ラッキー』舞台挨拶
スティーヴン・ソダーバーグ監督『ローガン・ラッキー』舞台挨拶 全 9 枚 拡大写真
『オーシャンズ11』『エリン・ブロコビッチ』などで知られるスティーヴン・ソダーバーグ監督が、数年前の映画監督引退宣言を撤回して挑んだ最新映画『ローガン・ラッキー』が10月31日(火)、東京国際映画祭で上映され、来日した監督が舞台挨拶に登壇した。

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監督自身が「『オーシャンズ』シリーズの従兄弟のような作品」と語り、ダニエル・クレイグ、アダム・ドライバー、チャニング・テイタムら『オーシャンズ』に負けずとも劣らぬスターが集結した本作。仕事も家族も失った炭鉱夫・ローガンが、全米最大のカーレース“NASCAR”のレース中に大金を盗み出すという人生の大逆転を懸けた勝負に挑むさまを描き出す。

残念ながら、豪華スター俳優軍団の来日はなく、ソダーバーグ監督ひとりの登壇となったが、会場には熱烈なソダーバーグ信者が詰めかけており、監督が登場するや否や、大きな拍手と歓声に包まれる。

監督は来日実現への感謝を口にすると共に「東京国際映画祭が30回目を迎えたことに、ハッピーバースデーと祝福を送りたいと思います」と語った。

さらに監督は日本のファンを前に「私は日本映画を通じて、初めて日本の文化に触れました。当時、10代でしたが、その魅力に強く引き込まれたのです」と告白。そこから、アメリカ出身の映画評論家で、日本映画を海外に広く紹介し続けた故ドナルド・リチー氏に自ら連絡を取り、日本映画について話を聞いたそうで「西洋の映画のプロットは、何が起こるか? その原因と責任を重視し、日本の伝統ではストーリーは、流れと繋がり、そして関係性を重視する」という彼の言葉を引用。「私はこの言葉に刺激され、キャリアを通じ、(西洋と日本のアプローチの)両者の融合を図るべく努力してきました」と語る。さらに、これから日本で初めて本作を鑑賞する観客を前に「重要なのは笑いです。笑いがこの関係性というものを円滑にすると思っています。映画を楽しんでください」と呼びかけた。

このまま、ほぼ作品の内容に関する質疑応答もないまま、舞台挨拶は終了。報道陣向けのの写真撮影時には、カメラマンから笑顔をリクエストされると「NO!」と即答するなど、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、アル・パチーノといった個性派、実力派のスターたちを現場で指揮してきただけあって、強烈なパーソナリティをうかがわせた。

最後にこれから映画を見る観客に「伝えたいことは?」と挨拶を求められると「時に人生は非常に短く感じるものですし、2時間の映画が非常に長く感じることもあります。今日、この映画の上映が短く感じられることを願っています」と語り、会場は拍手に包まれた。

『ローガン・ラッキー』は11月18日(土)より公開。

《text:cinemacafe.net》

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