世界の平和を守るために、超人的なスペックをもった主人公が敵に立ち向かう!そんなアクションヒーロー大作が次々と公開されるなか、最近よく耳にするのが“マーベル映画”という言葉…。確かに周りの男子が盛り上がっているけど、「そもそもマーベルって何?」と首をかしげる女子も多いのでは? でも、食わず嫌いなんてもったいない!マーベル映画には女性にこそ「観てほしい」「観るべき」魅力がたっぷり詰まっているのです。
雑誌「Popteen」の人気モデルであり、共に俳優としても活動中の大倉士門と中島健。大倉は2017年1月公開の映画『イタズラなKiss THE MOVIE2 キャンパス編』で人気キャラクターの金之助を演じ、中島は1/7(土)スタートの新ドラマ「銀と金」に出演する。同じ事務所の先輩後輩でもある仲良しコンビが、マーベル映画『アベンジャーズ』を見たときの興奮を熱く語る!
大倉「僕と中島健くんは、プライベートでも仲が良いんですよ。週に1回は会って遊んでいますね。2人とも釣りが好きだから“釣り部”を作ったり、筋肉を鍛える“筋肉部”を結成したり…。フットワーク軽く行動するというのがモットーの“フッ軽部”も作りました(笑)」
中島「“筋肉部”はまだ一度も活動していないですけどね(笑)。僕はモデルデビューしてまだ1年半ぐらいなんですが、そのときから士門くんは活躍していて、本当に尊敬する先輩です」
大倉「いやいや、照れるなぁ。僕がひとり暮らしをしている部屋に、健くんは何度か泊まりに来たこともあるよね。そのときDVDで『アベンジャーズ』を見たんだっけ?」
中島「そうだったかもしれない。僕はアベンジャーズではハルクが好きなんですよ。すごいヒーローなんだけど、どこかぬけていて、親しみやすくて。戦っているとき、敵にボコスカやられても怪力だからぜんぜん平気でしょう。そして、『ウラァ!』って一気に敵をやっつける。そこがかっこいですね。アベンジャーズの中でも一番強いんじゃないかな」
大倉「僕はキャプテン・アメリカだな。子どもの頃から戦隊ヒーローで言えば“赤”。リーダーが好きなんですよね。キャプテン・アメリカは正義感にあふれているところがかっこいい。アイアンマンも好きだけど、彼はわりと感情に揺り動かされてしまうので、そこが自分と似ているんですよ。キャプテンみたいに落ち着いて物事を考えられる人にあこがれますね」
中島「映画の中で、空から宇宙人種族チタウリが地球を襲ってきたとき、キャプテンがハルクに『思いっきり暴れていいぞ』って言うでしょう?あの場面はアガる」
大倉「俺もそのシーン好き!それで力を抑えていたハルクがグワーッて、全開で暴れるんだよな。その前に、キャプテン・アメリカがハルクの猛烈なパンチを受け止めるシーンもよかったな」
中島「あとはやっぱりラスト。アイアンマンがミサイルに乗って時空の裂け目に突っ込んでいくところが、忘れられない」
大倉「アイアンマンはずるいわ(笑)。最後おいしいところをもっていくもん」
中島「思わず関西弁が出ましたね。とにかく、見終わった後は自分にもパワーがみなぎるというか、自分もヒーローみたいに強くなっているんじゃないかって錯覚しちゃう」
大倉「見終わった後に車を運転したら、キキキーってかっこよくハンドル切りたくなるよな。映画を見ただけなのに自分のポテンシャルが高まっている気がして…。やっぱりマーベルの魅力って、そんなふうに子供の頃に戻れるということ。男だ
中島「僕も、もし後輩に『どうやったら強くなれますか?』ときかれたら、『とりあえずアベンジャーズを見ろ』と答えますね」
大倉「最新作の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』も迫力がすごかったです。アベンジャーズのヒーローが全員集合していて、ここまで来たらやっぱり物語の始まりである『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』も見たくなりましたね。見たらもっとセリフの意味とか分かってくるんだろうな」
中島「僕らはマーベル初心者ですからね。『シビル・ウォー~』は、ヒーロー同士が2つに分かれてここまで大規模な戦いになっちゃうんだとビックリしたけれど、キャプテン・アメリカとアイアンマンのような男同士の意見の対立というのは、自分の経験を思い出しても分かる気がしました」
大倉「僕はキャプテン・アメリカが親友のウィンター・ソルジャーを最後までかばう姿に、共感しましたね。そのあたりの理由も原点である『キャプテン・アメリカ』を見ると分かってくるんだろうなぁ。
だから、これから初めて『アベンジャーズ』シリーズを見る人には、まず『キャプテン・アメリカ』や『アイアンマン』、『マイティ・ソー』などを見て、ヒーローひとりひとりの成り立ちを理解してから、彼らが集合する『アベンジャーズ』を見たほうがいいと言いたいです」
中島「たしかに、最初はヒーローと中の人の顔を覚えるだけでも時間がかかったから…。その順番だったら、『アベンジャーズ』も最初の場面からすっと理解できそうですね」
中島「だんだん深いところまで知りたくなってきました。ドラマシリーズの方も気になります。『エージェント・オブ・シールド』は、『アベンジャーズ』に出てきたコールソンが主役なんですね」
大倉「えっ!?あの人、生きていたんですか」
中島「僕も戦いで死んだとばかり思っていました。そのコールソンが復活して、国際平和維持組織シールド(S.H.I.E.L.D)を引っ張っていくと。なるほど~!僕はもともと戦隊ものみたいに『みんなで団結して悪を倒そうぜ』というノリが好きなので、このドラマはハマりそう」
大倉「アベンジャーズと違って、スーパーヒーローではない、生身の人間というところにもひかれますね。それに、コールソンの下に集まる女のスパイたちがみんなキレイ。クロエ・ベネットという女優さんが演じる天才ハッカーのスカイが、めっちゃ気になります」
中島「僕もこの3人の女性(スカイ、メリンダ・メイ、シモンズ)の中ではスカイかな。でも、士門(シモン)さんがいるだけに、科学者の“シモンズ”も気になる」
大倉「ダジャレはええから(笑)。格闘のプロだというメリンダ・メイもかっこいいですね。僕は女性の意外性というかギャップに弱いので、こんな美人がめちゃくちゃ強かったら、うわって驚きつつ好きになっちゃいそう」
中島「メリンダ・メイのアクションシーンを見てみたいな。もうひとつのドラマシリーズ『エージェント・カーター』も、女性が活躍する話なんですね」
大倉「エージェント・カーターという女性、『シビル・ウォー~』でおばあちゃんになって出てきましたね。キャプテン・アメリカの恋人だったという…。彼女の若い頃の物語なんだ」
中島「アイアンマンの父親のハワード・スタークも出てくるんですね。このお父さんも『シビル・ウォー』で実は…ということが出てきて、驚きました。そうか、そもそもこのお父さんがシールドを作ったんだ」
大倉「すごい!ドラマも含めて全部、映画の最新作まで話がつながってるんや」
中島「これはもう時系列順に1作ずつ見ていかなきゃですね。士門さん、一緒にDVDで見ようよ」
大倉「いいね。じゃあ、仲間を何人か誘って『マーベル部』を結成しようか」
中島「またひとつ部活が増えた(笑)。じゃあ、僕と士門さん、どっちがマーベルに詳しくなれるか競争ってことで!」
(text:Keiko Oda photo:Kazan Yamamoto)
1993年3月16日生まれ。京都府出身。雑誌「Popteen」でトップの人気を誇るモデル、AbemaTV「大倉士門の『今からリプ返します』」、FM FUJI「大倉士門 はんなり士門塾」などのレギュラー番組を持つ。映画『いたずらなKiss THE MOVIE ハイスクール編』(16年)に続き、『イタズラなKiss THE MOVIE2 キャンパス編』が1月に公開
1997年2月20日生まれ。埼玉県出身。2015年夏から雑誌「Popteen」のモデルとして活動を始め、「AbemaTVナビ」、LINE LIVE「渋谷がいいとも!(仮)」などに出演中。1/7(土)スタートの新ドラマ「銀と金」(テレビ東京系)にも出演し、俳優としても注目されている