※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

連続ドラマW アキラとあきら

宿命を描くヒューマンドラマ!連続ドラマWアキラとあきら
提供:wowow

作家・池井戸潤が10年以上前に連載完結させたが書籍化されずにいた「アキラとあきら」。その“幻の長編”が大幅な加筆修正を加えて徳間文庫より5月17日に発売され、たちまち50万部を超えるベストセラーとなって大反響を呼んでいる。そんな話題作をWOWOWが最速ドラマ化。7月9日(日)より全9話で放送する。連続ドラマWでの池井戸作品のドラマ化は「空飛ぶタイヤ」(09年)、「下町ロケット」(11年)、「株価暴落」(14年)に次いで4作目。その制作チームに向井理と斎藤工というイケメン人気俳優が参加し、二人の“あきら”を演じることでも話題だ。

予告編を見てみよう!

原作は池井戸潤!二人の銀行マンの宿命

直木賞作家の池井戸潤は元銀行員。その実地経験を活かし「株価暴落」、「オレたちバブル入行組」など銀行を舞台にした物語を描いてきたが、「アキラとあきら」は、バブル景気の始まる昭和61年に銀行に入った東大卒のエリートたちが主人公に。東海郵船という大企業の御曹司である階堂彬(かいどう・あきら)と、町工場の経営に失敗した父を持つ山崎瑛(やまざき・あきら)。同じ音の名前を持つ二人は、いわば格差社会の頂点と底辺で育ち、正反対のルートをたどって東大へ。さらに、同じメガバンクに入り、新人研修では伝説となるような名勝負を繰り広げる。「君とは長い付き合いになりそうだな」と言う彬。笑って頷く瑛。実は二人は少年だった11歳のとき、運命的に出会っていた。ドラマでは回想場面にも時間を割き、彬が恵まれた環境に育ちながらもそれに甘えず銀行員を志すまでの経緯や、瑛が幼心に社会の厳しさを叩き込まれつつ心優しい人たちと出会っていく様子がじっくりと描かれる。それだけに成長してエリート銀行員となった二人に感情移入しながら見ることができる。

描かれるのは男たちの絆、策略…

彬と瑛は高い理想を持つ将来有望なバンカーだが、生き馬の目を抜くビジネス界はそんなに甘くなかった。彬は銀行本店営業部へ、瑛は日本橋支店へ配属され、それぞれ正しいとは思えない仕事をするはめになって思い悩む。彬は、バブル景気の中で無謀な融資をした営業部の先輩の尻拭いをすることに。さらに父が病に倒れ、父の弟たちが事業に失敗と、家の事情にがんじがらめになり、追い詰められていく。一方、あくまで弱者の味方であろうとする瑛は、いったん出世街道から外れてしまうが、彬の励ましもあって、キャリアを立て直していく。そんな二人の友情物語やそれぞれの恋愛事情など、ドラマオリジナルの展開もあり、既に原作小説を読んだ人でも充分楽しめる。さらに、東海郵船の存亡がかかった階堂家のお家騒動が起きて、彬と瑛の運命はドラマティックに絡まっていく。

階堂彬

祖父の代から郵船事業を営む階堂家の長男として生まれたサラブレッドの彬。幼い頃から祖父と父には会社の後継者として期待されていたが、「自分は自分だ」という考えを持ち、産業中央銀行に入る。その内に秘める反骨心が魅力だ。持ち前の洞察力で、銀行の新人研修のシミュレーションでは、融資してもらう側に立ち、あろうことか粉飾決算(実際は赤字なのに帳面上は黒字だとデータ操作する)を提出して1億円の融資を申し込む。その大胆なやり方で上司たちも驚かせた。そのとき、粉飾を見抜いた瑛のことは良きライバルと認め、彼に対しては屈託のない笑顔も見せる。そんなクールとスイートのギャップも絶妙だ。恋愛面では、気になる女性がいても強引にアプローチはしない紳士。家庭でも、父親の跡を継がなかった負い目や弟に対する気遣いを見せる。そんな繊細な心を持つ彼が、後半、逃れられない運命に飲み込まれていく様子は、さながらハムレットのような苦悩に満ちていて、女性の心をわしづかみにしそうだ。彬を演じる向井理の手足の長さがスーツ姿でさらに引き立ち、清潔感と正義感を持ち合わせた印象は階堂彬にぴったりのプリンス感。

山崎瑛

瑛は、11歳のときに父親の経営していたプレス工場が倒産し、母親の実家へ夜逃げするようにして引っ越した。父親は会社員となって出直すが、その就職先もまた経営危機に陥ってしまう。瑛は苦労する父を見ながら育ち、同級生である亜衣の父たちにビジネスの仕組みを教えてもらったことで、「つぶれそうな会社を救えるのは銀行だ」という思いを抱き、銀行に入る。それだけに理想主義的で、人情に流されやすい傾向があり、それが弱点になってしまうことも。配属された日本橋支店では経営に行き詰まった中小企業に肩入れしピンチに陥る。しかし、ハングリー精神はありつつも、その貧しい育ちを恨むことも隠すこともしない正直な生き方ゆえに、周囲の人から信頼され、彬との友情も育み、亜衣とも好意を抱き合う関係に。その人間力の高さが瑛の武器と言えそうだ。優しくて真面目でしかもイケメンとくれば、女性にとっては結婚するのに理想的なタイプ!? 瑛役の斎藤工は、不倫の恋を描いた映画『昼顔』とはまた違った顔を見せ、まっすぐな目をした銀行員を情熱的に演じている。

予告編を見てみよう!

曲者ぞろい!2人のアキラを取り巻く人たち

前途有望なバンカーとなった彬の足を引っ張るのは、肉親である叔父たち。東海郵船社長である彬の父・一磨(石丸幹二)には、晋(木下ほうか)、崇(堀部圭亮)という2人の弟がいるが、グループ関連会社を任された彼らはバブル景気に踊らされ、無謀なリゾート開発に手を出してしまう。自分たちに経営者の才覚がないのを認めず、あくまで一磨のせいにするそのクラッシャーぶりは強烈! さらに2人の叔父は、彬に代わって会社の後継者となった弟・龍馬(賀来賢人)をも抱き込もうとする。共に優秀な兄へのコンプレックスを抱える叔父たちと龍馬。その暴走によって階堂家には暗雲が立ち込め、彬の運命も大きく変わっていってしまう。一方、瑛にとっては父の孝造(松重豊)が大きな存在に。真面目に町工場を経営していた孝造だが、その立場の弱さゆえに工場は倒産し、小学生だった瑛は社会の厳しさを知った。また、彬と瑛の先輩となる人事部のデキる男・安堂を小泉孝太郎がスマートに好演し瑛の同級生、北村亜衣を田中麗奈が演じ、華を添える。

池井戸潤原作「アキラとあきら」
絶賛発売中!

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。
ベストセラー作家・池井戸潤による幻の青春巨篇がいきなり文庫で登場!!

(徳間文庫 定価:本体1000円+税)

「連続ドラマW  アキラとあきら」

「連続ドラマW アキラとあきら」

  • 日本有数の大企業・東海郵船の御曹司として生まれ、王道を歩んできたエリート、階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。実は2人の人生は、これまでにも何度か交差していたが、2人はまだその事実に気づいていない。良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、バンカーとして苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる――。

    原作:池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫)
    脚本:前川洋一(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)
    監督:水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)
    音楽:羽岡佳(「連続ドラマW 楽園」「連続ドラマW 下町ロケット」)

    出演:向井 理 斎藤 工 小泉孝太郎 田中麗奈 賀来賢人 木下ほうか 堀部圭亮 / 松重 豊
       / 瀧本美織 永島敏行 上川隆也(友情出演) 尾美としのり 石丸幹二 ほか

© 1996-2017 WOWOW INC.

連続ドラマW アキラとあきら

もっと見る