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眞鍋かをり「女性の強さ、器の大きさを実感」と絶賛! 『明日への遺言』特別試写会

大岡昇平の「ながい旅」を原作に、戦後のアメリカ占領下での一人の日本人の誇り高き戦いと、彼を支え続ける家族の姿を描いた『明日への遺言』が3月1日(土)に公開初日を迎える。2月22日(金)に本作の特別試写会が開催。小泉尭史監督に富司純子、加藤隆之、近衛はなのキャスト陣、本作の主題歌を歌う森山良子、さらにスペシャルゲストとして、本作に強い感銘を受けたという眞鍋かをりも駆けつけ、舞台挨拶が行われた。

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『明日への遺言』特別試写会。左から眞鍋かをり、森山良子、富司純子、小泉尭史監督、加藤隆之、近衛はな。
『明日への遺言』特別試写会。左から眞鍋かをり、森山良子、富司純子、小泉尭史監督、加藤隆之、近衛はな。 全 3 枚
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大岡昇平の「ながい旅」を原作に、戦後のアメリカ占領下での一人の日本人の誇り高き戦いと、彼を支え続ける家族の姿を描いた『明日への遺言』が3月1日(土)に公開初日を迎える。2月22日(金)に本作の特別試写会が開催。小泉尭史監督に富司純子、加藤隆之、近衛はなのキャスト陣、本作の主題歌を歌う森山良子、さらにスペシャルゲストとして、本作に強い感銘を受けたという眞鍋かをりも駆けつけ、舞台挨拶が行われた。

藤田まことさん扮する岡田中将の妻・温子(はるこ)役の富司さん。言葉ではなく表情だけで夫を支える妻を演じきった。「裁判が進んでいくにつれて、私の中に様々な苦悩や葛藤が生まれてくるのですが、監督からは『温子はいつも微笑みを絶やさないで』という注文がありました。非常に難しい要求でしたが、夫への『あなた、私たちは大丈夫ですから思う存分戦ってください』という思いをその微笑みに込めました」と演じる上での苦労を語った。撮影中の現場の緊張感は凄まじかったらしく「3台のカメラで撮影されているのですが、現場は空気が張りつめてシーンと静まり返っていて、一つのシーンを撮り終えるごとにワァーって拍手がわき起こりました」とふり返った。小泉監督は、富司さんの演技に関しては何の心配もしていなかったようで「この役を引き受けていただけるかどうかだけが心配でした。引き受けていただいた時点で、温子に関しては僕の仕事は全て完了していたも同然でした」と揺るぎない信頼を語った。

岡田中将と温子の長男・陽(あきら)を演じた加藤さんは「撮影が進むにつれて、日ごとに本当の家族のように思えてきました。隣に母がいて目の前に父の姿があり、僕の胸には“自分が母を守らなければ”という感情が芽生えてきたんです。役者人生で初めて、完成した自分の出演作品を観て涙を流しました」と作品への強い思いを感じさせるエピソードを明かしてくれた。

陽の婚約者・純子に扮した近衛さんも加藤さんの言葉にうなずきながら「私は陽と結婚し、新しく家族の一員になる人間ですが、現場はまさに家族のような温かい雰囲気でした」とふり返った。

舞台挨拶の冒頭、森山さんが主題歌「ねがい」を熱唱し、つめかけた観客はその歌声に酔いしれた。森山さんは「舞台の上で歌いながら、この映画の魂を胸に確かに感じました」とコメント。舞台そで森山さんの歌声を聴いていた小泉監督は「映画を優しく包み込むような素晴らしい歌です」と感激した様子で語った。

さらに、この日はスペシャルゲストとして眞鍋さんが花束を持って登場し、監督に手渡した。眞鍋さんは映画について「遠い昔ではなく自分の祖父母が生きていた時代のことであり、強く心に刻まれる物語でした。特に、この時代の女性の強さ、器の大きさを感じましたし、戦時中だけでなく、戦争が終わった後の悲惨さというのも思い知らされました。一人でも多くの方に観ていただき、物語の重さ、深さをしっかりと受け止めて、歴史を実感してほしいです」と呼びかけた。

『明日への遺言』は3月1日(土)より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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