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『スラムドッグ$ミリオネア』の子役たち、チャリティ活動で香港訪問

今年のアカデミー賞8冠、そして子役たちが住む家の強制撤去など、新たな話題や問題が次々登場する『スラムドッグ$ミリオネア』。今度は7日、スラム街で暮らす家の強制撤去問題の渦中の2人を含む、同作出演の子役3人が香港を訪問した。

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香港を訪れ、獅子舞を手に笑顔を見せる3人 -(C) Reuters/AFLO
香港を訪れ、獅子舞を手に笑顔を見せる3人 -(C) Reuters/AFLO 全 1 枚
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今年のアカデミー賞8冠、そして子役たちが住む家の強制撤去など、新たな話題や問題が次々登場する『スラムドッグ$ミリオネア』。今度は7日、スラム街で暮らす家の強制撤去問題の渦中の2人を含む、同作出演の子役3人が香港を訪問した。

家の強制撤去が世界中に報じられたアザルディン・モハメド・イスマイル、家の強制撤去の前には実父による不正な養子縁組未遂の疑惑もあった紅一点のルビーナ・アリに、映画で主人公・ジャマールの少年時代を演じたアユシュ・マヘシュ・ケーデカールの3人は今回が初の香港訪問。香港国際空港に着いた途端に、大勢の取材陣に囲まれる大歓迎だった。

3人の香港訪問は、8日にTVで生放送されたチャリティ番組に出演するため。香港でどんなことをしたいかと尋ねられ、「香港のディズニーランドに行ってみたい」と答えたアユシュは、将来の夢を聞かれて、「父と同じ俳優になりたい」と答えた。彼はほかの2人と違い、スラム暮らしではない。ちなみに好きな俳優は「ブラッド・ピット」。ルビーナは『トゥームレイダー』が好きなので、「アンジェリーナ・ジョリー」と、ブランジェリーナは彼らにも人気。ちなみにアザルディンのヒーローは、インド映画の大スター、サルマン・カーンだそうだ。

3人は中国伝統の獅子舞に使うお面をプレゼントされ、獅子舞にも挑戦。また、今年のアカデミー賞最優秀主題歌賞に輝いた「Jai Ho!」を歌って踊った。



© Reuters/AFLO

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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