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映画、エンタメイベントの中止が相次ぐ中で、少しずつ開催の動きも

震災の影響を受け、映画の上映休止やエンターテイメント関連のイベントの中止が次々と発表されているが、震災発生から1週間が経ち、少しずつイベントの開催、上映に向けた動きも見え始めている。

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『サンクタム』 -(C) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
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震災の影響を受け、映画の上映休止やエンターテイメント関連のイベントの中止が次々と発表されているが、震災発生から1週間が経ち、少しずつイベントの開催、上映に向けた動きも見え始めている。

まずは、ここ数日で新たに開催の中止、上映の延期が発表されたイベント、劇場作品について。3月24日(木)に予定されていた『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の新キャスト、サム・クラフリンとアストリッド・ベルジェ=フリスベの来日の中止が発表された。同日に予定されていた同作の特典付き前売券の販売とファンイベントも中止となる(海賊ストラップ付き劇場前売鑑賞券は予定通り26日(土)より販売を開始)。同じく24日(木)から4日間の日程で開催されることになっていた「東京国際アニメフェア2011」の開催中止も正式に決定。震災に伴う電力需給状況の悪化、余震が続く中での安全面への考慮、参加者の交通手段の確保などの不安要素もあり中止が決まった。

また、劇場公開作品ではジェームズ・キャメロン製作総指揮の『サンクタム』の4月22日(金)の公開の延期が決定。本作は南太平洋に浮かぶある島で発見された巨大な洞窟の謎に挑む探検隊チームの姿を描いたアドベンチャー・ムービーだが、島を襲ったサイクロンの影響で、洞窟の中に水が押し寄せるという描写があり、震災の被害状況を鑑みて、現時点で上映するにはふさわしくないという判断に至った。

ほかには4月1日(金)公開予定だった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』、4月16日(土)公開予定の『カウントダウンZERO』の公開延期も決定。

電力需給状況や安全面の考慮はもちろんだが、公開までに十分な作品のプロモーションができないということもあり、今後も公開待機作の公開日のずれ込みが予想される。また、5月21日(土)公開予定だった『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に関しては、震災の影響で製作スケジュールに変更が生じたために公開が延期されることが発表された。同様の理由でのスケジュールのずれ込みも、今後、他作品でみられそうだ。

その一方で、規模の縮小や内容の変更を伴いつつも、予定通りにイベントを実施する動きも少しずつ出始めている。今年で第3回目を迎える「沖縄国際映画祭」は本日より開幕。同映画祭のホームページには、被災者へのお見舞いの言葉と共に、映画祭のコンセプトである「ラフ&ピース(Laugh&Peace)」の精神のもと、“笑いと笑顔”を通じて平和と幸せを届けるとの決意を込めたメッセージを掲載。映画祭を開催する吉本興業も、社のホームページ上で、阪神・淡路大震災の際の劇場公演の中止やイベントの自粛、TV出演の見合わせを「無力な存在になってしまいました」とふり返りつつも、今回は「自粛ではなく行動」と決意を表明。映画祭ではチャリティを重視した様々なイベントが催される。

また、3月26日(土)から16日間にわたって開催予定の第25回高崎映画祭は、27日(日)に受賞者が出席して行われるはずだった授賞式は中止となったが、映画祭自体は開催することを決定した。

俳優やタレント個人でのWEB上での募金や支援の呼びかけや、チャリティ活動はこの1週間でもかなり行われてきたが、今後、映画祭など大規模なイベントを通じて、さらに支援の輪が広がりそうだ。

※上記のイベント、上映の開催並びに中止の情報は、あくまでも現時点でのものです。詳細につきましては、各公式サイトなどでご確認いただけますようお願いいたします。

《シネマカフェ編集部》

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