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『万引き家族』『未来のミライ』ゴールデン・グローブ賞にノミネート!

アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、第76回ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が現地時間12月6日に発表され、外国語映画賞に是枝裕和監督の『万引き家族』、アニメーション映画賞に細田守監督の『未来のミライ』がノミネートされた。

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『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会 
『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会  全 20 枚
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アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、第76回ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が現地時間12月6日に発表され、外国語映画賞に是枝裕和監督の『万引き家族』、アニメーション映画賞に細田守監督の『未来のミライ』がノミネートされた。

■日本映画から2作品がノミネート!


ハリウッドの外国人映画記者協会(HFPA)によって選ばれるゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦としても知られる栄誉ある賞。

外国語映画賞には、今年カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを獲得した『万引き家族』が選出。日本映画では2013年宮崎駿監督の『風立ちぬ』以来のノミネート。なお、実写映画としてノミネートされるのは第48回(1990年度)の『夢』(黒澤明監督)以来、28年ぶり。もし、受賞すれば第17回(1959年度)で外国語映画賞を受賞した市川崑監督の『鍵』以来、実に半世紀以上ぶりのゴールデン・グローブ賞獲得となる(日米合作作品としてはクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』が第64回外国語映画賞を受賞)。

『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会 
同作は、第91回アカデミー賞外国語映画賞部門の“日本代表作品”としても出品されている。そのほか、同賞には『ゼロ・グラビティ』などのアルフォンソ・キュアロン監督が手がけ、東京国際映画祭でも上映された『ROMA/ローマ』も選ばれた。

また、アニメーション映画賞には『インクレディブル・ファミリー』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン・スパイダーバース』とともに、日本の架空都市を舞台にしたストップモーションアニメ『犬ヶ島』、そして『未来のミライ』がノミネート。

『未来のミライ』 (C)2018スタジオ地図
同作は“アニメ界のアカデミー賞”と呼ばれるアニー賞にもノミネートされており、アカデミー賞長編アニメ部門のエントリー作品にも選ばれている。

■『アリー』5部門ノミネート!最多はクリスチャン・ベールの『バイス』


映画の部・ドラマ部門にはクリスチャン・ベールが約20キロ体重を増やす大変身をし、ジョージ・W・ブッシュ政権下の副大統領、ディック・チェイニーを演じた『バイス』(VICE)が作品賞・監督賞・主演男優賞ほか最多6部門にノミネート。レディー・ガガが主演女優賞にノミネートされた『アリー/ スター誕生』は計5部門、『グリーンブック』が5部門、『女王陛下のお気に入り』が4部門5ノミネートとなっている。

『アリー/ スター誕生』(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
また、日本でも驚異的ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』がドラマ部門作品賞・主演男優賞(ラミ・マレック)に、マーベル映画『ブラックパンサー』も作品賞候補に入った。

授賞式は現地時間2019年1月6日、日本時間1月7日に開催。なお、ゴールデングローブ・アンバサダーは俳優イドリス・エルバの娘イサン・エルバが務め、司会は「グレイズ・アナトミー」「キリング・イヴ」の女優サンドラ・オーと「ブルックリン・ナイン-ナイン」の俳優アンディ・サムバーグが務める。

【第76回ゴールデン・グローブ賞主要ノミネート作品】
映画の部
<ドラマ部門>
■作品賞
『ブラック・クランズマン』
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ビール・ストリートの恋人たち』
『アリー/ スター誕生』

■主演女優賞
グレン・クローズ 『天才作家の妻 -40年目の真実-』
レディー・ガガ 『アリー/スター誕生』
ニコール・キッドマン 『Destroyer』(原題)
メリッサ・マッカーシー 『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
ロザムンド・パイク 『A Private War』(原題)

■主演男優賞
ブラッドリー・クーパー 『アリー/ スター誕生』
ウィレム・デフォー 『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ルーカス・ヘッジズ 『Boy Erased』(原題)
ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』
ジョン・デヴィッド・ワシントン 『ブラック・クランズマン』

<ミュージカル/コメディ部門>
■作品賞
『クレイジー・リッチ!』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『バイス』

■主演女優賞
エミリー・ブラント 『メリー・ポピンズ リターンズ』
オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』
エルシー・フィッシャー 『Eighth Grade』(原題)
シャーリーズ・セロン 『タリーと私の秘密の時間』
コンスタンス・ウー 『クレイジー・リッチ!』

■主演男優賞
クリスチャン・ベイル 『バイス』
リン=マヌエル・ミランダ 『メリー・ポピンズ リターンズ』
ヴィゴ・モーテンセン 『グリーンブック』
ロバート・レッドフォード 『THE OLD MAN & THE GUN』(原題)
ジョン・C・ライリー 『Stan & Ollie』(原題)


■助演女優賞
エイミー・アダムス 『バイス』
クレア・フォイ 『ファースト・マン』
レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』
エマ・ストーン 『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ 『女王陛下のお気に入り』

■助演男優賞
マハーシャラ・アリ 『グリーンブック』
ティモシー・シャラメ 『Beautiful Boy』(原題)
アダム・ドライバー 『ブラック・クランズマン』
リチャード・E・グラント 『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
サム・ロックウェル 『バイス』

■監督賞
ブラッドリー・クーパー 『アリー/ スター誕生』
アルフォンソ・キュアロン 『ROMA/ローマ』
ピーター・ファレリー 『グリーンブック』
スパイク・リー 『ブラック・クランズマン』
アダム・マッケイ 『バイス』

■歌曲賞
「オール・ザ・スターズ」 『ブラックパンサー』
「Revelation」 『Boy Erased』(原題
「Girl in the Movies」 『Dumplin’』(原題)
「Shallow」 『アリー/ スター誕生』
「Requiem For A Private War」 『A Private War』(原題)

■外国語映画賞
『Capernaum』(原題) レバノン
『Girl』(原題) ベルギー
『Never Look Away』(英題) ドイツ
『ROMA/ローマ』 メキシコ
『万引き家族』 日本

■アニメーション映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
『スパイダーマン:スパイダーバース』

テレビの部
<ドラマ部門>
■作品賞
「ジ・アメリカンズ」
「ボディガード ー守るべきものー」
「Homecoming」(原題)
「KILLING EVE(キリング・イヴ)」
「POSE」(原題)

■主演女優賞
カトリーナ・バルフ 「アウトランダー」
エリザベス・モス 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
サンドラ・オー 「KILLING EVE(キリング・イヴ)」
ジュリア・ロバーツ 「Homecoming」(原題)
ケリー・ラッセル 「ジ・アメリカンズ」

■主演男優賞
ジェイソン・ベイトマン 「オザークへようこそ」
ステファン・ジェームズ 「Homecoming」(原題)
リチャード・マッデン 「ボディガード -守るべきもの- 」
ビリー・ポーター 「POSE」(原題)
マシュー・リス 「ジ・アメリカンズ」

<ミュージカル/コメディ部門>
■作品賞
「バリー」
「グッド・プレイス」
「KIDDING」(原題)
「コミンスキー・メソッド」
「マーベラス・ミセス・メイゼル」

■主演女優賞
クリステン・ベル 「グッド・プレイス」
キャンディス・バーゲン 「TVキャスター マーフィー・ブラウン」
アリソン・ブリー 「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
デブラ・メッシング 「ふたりは友達? ウィル&グレイス」

■主演男優賞
サシャ・バロン・コーエン 「WHO IS AMERICA」(原題)
ジム・キャリー 「KIDDING」(原題)
マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
ドナルド・グローヴァー 「アトランタ」
ビル・ヘイダー 「バリー」

<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>
■作品賞
「エイリアニスト」
「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
「Escape at Dannemora」(原題)
「KIZU-傷-」
「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」

■主演女優賞
エイミー・アダムス 「KIZU-傷-」
パトリシア・アークエット 「Escape at Dannemora」(原題)
コニー・ブリットン 「Dirty John」(原題)
ローラ・ダーン 「ジェニーの記憶」
レジーナ・キング 「運命の7秒/Seven Seconds」

■主演男優賞
アントニオ・バンデラス 「ジーニアス:ピカソ」
ダニエル・ブリュール 「エイリアニスト」
ダレン・クリス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
ベネディクト・カンバーバッチ 「パトリック・メルローズ」
ヒュー・グラント 「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」


■助演女優賞
アレックス・ボースタイン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
パトリシア・クラークソン 「KIZU-傷-」
ペネロペ・クルス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
タンディ・ニュートン 「ウエストワールド」
イヴォンヌ・ストラホフスキー 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」

■助演男優賞
アラン・アーキン 「コミンスキー・メソッド」
キーラン・カルキン 「キング・オブ・メディア」
エドガー・ラミレス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
ベン・ウィショー 「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」
ヘンリー・ウィンクラー 「バリー」

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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