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【第91回アカデミー賞】『万引き家族』受賞ならず 外国語映画賞は『ROMA/ローマ』

第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督作『万引き家族』は惜しくも受賞を逃した。オスカーを獲得したのはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』だ。

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『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会 
『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会  全 9 枚
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第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督作『万引き家族』は惜しくも受賞を逃した。オスカーを獲得したのはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』だ。

Netflixにて配信中の『ROMA/ローマ』は昨年9月にヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞。モノクロ映像でキャストも無名ながら、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか、前哨戦で健闘していた。第91回アカデミー賞には作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、美術賞、外国語映画賞、音響編集賞、録音賞、オリジナル脚本賞と最多10部門でノミネートされていた。

Netflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』 (C) Netflix
ノミネート作品の中には日本の『万引き家族』のほかにレバノンの『Capernaum』、ポーランドの『COLD WAR あの歌、2つの心』、ドイツの『Never Look Away』(原題)が候補作として挙げられていた。

■受賞した『ROMA/ローマ』とは?


Netflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』 (C) Netflix『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の最新作であり、脚本、撮影までを手がけた渾身の作品。キュアロン監督自身の幼少期の体験も交え、1970年代のメキシコで中産階級の家庭の使用人として働く若い女性クレオの視点から、激動の1年の出来事をモノクロの映像で描いたヒューマンドラマ。

受賞コメント


アルフォンス・キュアロン -(C) Getty Images「わたしは幼い頃から、外国語映画から多くのことを学びました。『市民ケーン』『ジョーズ』、(黒澤明監督の)『羅生門』、(フランス映画の)『勝手にしやがれ』などです。すべての作品が、同じ海に属していると言えるでしょう」。

キュアロン監督は続けて、祖国メキシコや家族、ロケ地への感謝を述べた。


生中継!第91回アカデミー賞授賞式
2月25日(月)午前8:30より生中継/2か国語版・同時通訳[WOWOWプライム]
字幕版リピート放送 2月25日(月)21:00
http://www.wowow.co.jp/extra/academy/

《シネマカフェ編集部》

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