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J・カサヴェテス監督&W・アンダーソン監督作常連のシーモア・カッセルが死去

ジョン・カサヴェテス監督の『アメリカの影』でデビュー。その後も同監督の作品にたびたび出演し、『フェイシズ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート経験もあるシーモア・カッセルが、アルツハイマーによる合併症のため亡くなった。享年84。

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シーモア・カッセル (C) Getty Images
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ジョン・カサヴェテス監督の『アメリカの影』でデビュー。その後も同監督の作品にたびたび出演し、『フェイシズ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート経験もあるシーモア・カッセルが、アルツハイマーによる合併症のため亡くなった。享年84。

1989年、59歳の若さでこの世を去ったカサヴェテス監督に対し、2006年にシーモアは「NPR」とのインタビューで「ぼくには兄はいないけど、兄みたいな存在だった。男友達の中で最も親しかった。ぼくのキャリアにすごく影響を与えた人で、導いてくれた人だった」と語っていた。「The Hollywood Reporter」によれば、本当の父親のことは全く知らず、養父とストリッパーの母に育てられたというシーモア。初めて舞台に立ったのは3歳半という芸歴の長さだった。

90年代から2000年代は、ウェス・アンダーソン監督作で常連に。出演したアンダーソン監督作品は『天才マックスの世界』、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『ライフ・アクアティック』。アンダーソン監督とは、シーモアが出演した『イン・ザ・スープ』のアレクサンダー・ロックウェル監督を通じて知り合ったという。この映画に主演したスティーヴ・ブシェミとも良好な関係を築き、スティーヴの初めての長編監督作『トゥリーズ・ラウンジ』にも出演している。一度仕事をすると再びラブコールを送りたくなるという俳優だったようだ。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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