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「クィア・アイ」のジョナサン・ヴァン・ネス、HIV陽性を公表

「クィア・アイ」で「ファブ5」のひとりとして大人気のジョナサン・ヴァン・ネスが、回想録「Over the Top」を発表した。

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ジョナサン・ヴァン・ネス (C) Getty Images
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「クィア・アイ」で「ファブ5」のひとりとして大人気のジョナサン・ヴァン・ネスが、回想録「Over the Top」を発表した。セックスや薬物依存、幼い頃に教会で年上の少年から受けた性的暴行などについて赤裸々に語っている。

「小さい頃に性的暴行を受け、なんとか切り抜けた人たちの多くは、すごくこじれたトラウマを抱えている」と決して消えることのないトラウマにさいなまれていることを綴った。そのトラウマのせいで、ティーン時代のジョナサンは非常に自滅的な行動に走っていたという。インターネットのチャットルームで年上の男性を探しては会い、性交渉を持った。

アリゾナ大学に入学すると、コカインにハマってしまい、退学する羽目に。ヘアスタイリストになるためにロサンゼルスに移住した後はメタンフェタミンの依存症になり、リハビリを受けては再発を繰り返した。こうした自暴自棄な行いは、働いていたサロンで意識を失うまで続いたそうだ。気絶した翌日、行いを改めようと決意したジョナサンは、HIVの検査を受けに行ったところ、陽性という結果が出たことを明らかにしている。

「クィア・アイ」のようなメイクやヘアで人を助ける番組に出演するにあたり、HIVについて公表することに悩んだというが、トランプ政権のLGBTコミュニティに対するひどい扱いに耐えかね、公表を決意したという。

現在、ジョナサンはいまもお酒を飲んだりマリファナを吸ったりすることはあるが、強い薬物からは手を引いたとのこと。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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