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ベルリン映画祭2冠 新人監督が描く『37セカンズ』Netflixで海外配給も

第32回東京国際映画祭のJapan Now部門にも選出されている、HIKARI監督の初長編デビュー作品『37セカンズ』が2020年2月より公開決定、特報映像と場面写真が解禁となった。

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『37セカンズ』 (C)37Seconds filmpartners
『37セカンズ』 (C)37Seconds filmpartners 全 6 枚
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第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の最高賞となる観客賞と国際アートシアター連盟(CICAE)賞をW受賞し、まもなく開幕する第32回東京国際映画祭のJapan Now部門にも選出されている、HIKARI監督の初長編デビュー作品『37セカンズ』が2020年2月より公開決定、特報映像と場面写真が解禁となった。

生まれたとき37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かない身体になった主人公・貴田ユマ(佳山明)。親友の漫画家のゴーストライターとして働く彼女は、自分の作品として出せないことへの寂しさや歯がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護な母・恭子(神野三鈴)との生活に息苦しさも感じていた。

自分にハンディキャップがあることをつきつけられる日々だが、23歳の女性としての望みもある。そんな思いの狭間で揺れる中、ある出来事をきっかけに、ユマの人生は大きく変わり、自らの力で“新しい世界”を切り開いていくことに…。

『37セカンズ』 (C)37Seconds filmpartners
本作は、自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、成長していく女性の物語。ベルリン国際映画祭やトロント国際映画祭を始めとする世界各地の映画祭から招かれ、今年の第32回東京国際映画祭Japan Now部門にも選出。第42回ミルバレー映画祭ワードシネマ部門マインド・ザ・ギャップにて観客賞を受賞し、Netflixでの海外配給も決定するなど、「日本映画を新しいステージへと昇華させた作品」とすでに世界中の映画ファンから熱気をもって迎えられている。

『37セカンズ』 (C)37Seconds filmpartners
監督は、本作が長編デビュー作となるHIKARI。18歳から渡米して映画を学び、本作のセンセーショナルな登場によって海外各国からの高い評価を受け、ハリウッドからの企画のオファーが何本も舞い込んでいるという新鋭。

さらに主演は、身体に障がいを持つ女性たちを日本全国で一般公募し、約100名の応募者の中からHIKARI監督に見出された佳山明。佳山さんは演技初経験となるが、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり、板谷由夏ら豪華実力派俳優たちがしっかりと脇を固める。

『37セカンズ』 (C)37Seconds filmpartners
特報は、“お風呂”や“外出”などの日常の些細な動作も常に母親と一緒に過ごさなければならず、大好きな漫画家の仕事も親友の“ゴーストライター”として過ごさなければならないユマの人生に対するもどかしさを感じさせるシーンのほか、人と出会うことで、止まっていた彼女の時間が再び動き出すことを予感させる様子が伺えるものとなっている。


『37セカンズ』は2020年2月、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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