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『ロニートとエスティ』『若草物語』など女性の選択と自立を描いた“いま観るべき”良作4選

“本当の自分”を取り戻すために、これまでの生き方に思いを馳せながら人生をかけた“選択”へと踏み出していく女性たち。いまを生きる私たちが観るべき良作を、過去作から最新映画まで4作品をピックアップした。

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『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 (C)2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC.  All Rights Reserved.
『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 (C)2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved. 全 12 枚
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レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが共演する『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』は、家族や信仰、愛を捨てて故郷を去ったロニートと、故郷に留まるしかなかったエスティという対照的な2人が、“本当の自分”を取り戻すために、これまでの生き方に思いを馳せながら人生をかけた“選択”へと踏み出していく姿が描かれる。

様々な苦難を乗り越えながら、自ら道を選び、自立していく女性を描いた作品は、いまを生きる私たちが観るべき良作ばかり。今回、過去作から最新映画まで4作品をピックアップした。

1600キロを単独踏破した女性の実話『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)


『わたしに会うまでの1600キロ』(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
人生の再出発をかけ1600キロに及ぶパシフィック・クレスト・トレイルを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝を、オスカー女優のリース・ウィザースプーンが製作・主演、『ダラス・バイヤーズクラブ』「ビッグ・リトル・ライズ」のジャン=マルク・バレ監督が映画化。第87回アカデミー賞ではリースが主演女優賞に、母役のローラ・ダーンが助演女優賞にノミネートされた。

母の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り、ドラッグと男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻し、人生を一からやり直すために1600キロ踏破の旅に出る。極寒の雪山や酷暑の砂漠を歩き続け、ときには命の危険にさらされながらも、その過酷な道程でシェリルは自分自身と向き合っていく。依存を断ち切り、母親の死を乗り越え、再び自分の足で自分の人生を歩んでいくまでを丁寧に描いた。



キーラ・ナイトレイが男性優位な社会で自分を貫いた小説家に『コレット』(2018)


『コレット』 (C)2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.
1890年代のベル・エポック真っただ中のパリを舞台に、フランスの文学界で絶大な人気を誇る女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの波乱と情熱に満ちた人生を描いた作品。主演は『つぐない』『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイ、監督は『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランドが務めた。

フランスの片田舎で生まれ育ったコレットは、14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のようなパリへと移り住む。芸術家たちが集うサロンで華やかな生活を送る中、コレットの文才に気づいたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせる。彼女が執筆した「クロディーヌ」シリーズはベストセラーとなるが、コレットは自分が作者であることを名乗れない葛藤に苦しめられることに。19世紀の男性優位社会において現代にも通ずるテーマを描いており、ウィリーから離れた後の彼女の解放にも注目。



名作を新たな視点で映画化『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(3月27日公開)


ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語2020年3月27日全国ロードショー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再びタッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの小説「若草物語」を映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーが…。ローリーをティモシー・シャラメ、長女メグをエマ・ワトソン、末っ子エイミーを『ミッドサマー』のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、ジョーの人生に大きな影響を与えるマーチ叔母をメリル・ストリープがそれぞれ演じる。



信仰と愛との間で葛藤する2人の女性『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』(2月7日公開)


『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 (C)2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC.  All Rights Reserved.
『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・ワイズと、『スポットライト 世紀のスクープ』で同賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムスという実力派2人による “純愛”を描く。

監督は『ナチュラルウーマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞して世界的な評価を高めたセバスティアン・レリオ。また、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のプロデューサーや『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した撮影監督など、製作も兼ねたワイズが絶大な信頼を寄せる強力な布陣が集結した。

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 (C)2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC.  All Rights Reserved.
厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティ。惹かれあっていた2人を、コミュニティの掟は赦さなかった。信仰のもとに引き裂かれた2人は、ロニートの父の死をきっかけに数年ぶりに再会。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する2人が本当の自分を取り戻すために選んだ道を見届けてほしい。

《シネマカフェ編集部》

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