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行定勲監督がコロナ禍と下北沢を語る…下北沢映画祭、今年はオンライン開催

12回目を迎える下北沢映画祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止および観客とゲスト、スタッフの安全確保のため、オンラインにて初開催することになった。

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第12回下北沢映画祭
第12回下北沢映画祭 全 19 枚
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ジャンルを問わないコンペティションをメインプログラムに、音楽や演劇、ファッション、グルメなど下北沢を彩る様々なカルチャーを切り口にしたプログラムを行う下北沢映画祭。12回目を迎える今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止および観客とゲスト、スタッフの安全確保のため、配信プラットフォーム「STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo Live Theater」と連携して初めてオンラインにて開催することになった。

メインプログラムのコンペティションは、全国から応募のあった237作品の中からノミネート作品10作品をオンライン配信。ゲスト審査員に『Red』『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督を迎え、授賞式、審査員とノミネート監督とのトークセッションは下北沢から生配信する。

三島有紀子監督三島有紀子監督
そして、「back number」の楽曲を元にしたショートムービー『世田谷ラブストーリー』を手掛け、“演劇の街”下北沢を舞台にした芥川賞作家・又吉直樹の原作小説の映画化『劇場』など、下北沢ともゆかりの深い行定勲監督と、同作で音楽を手掛けたミュージシャン・曽我部恵一のトークイベントを実施。

行定勲監督行定勲監督
さらに、観客動員数1万人突破、スマッシュヒット中の「ヨーロッパ企画」初の長編映画『ドロステのはてで僕ら』初のコメンタリー上映も開催。昨年10月の第11回下北沢映画祭で製作発表を行った本作は、今年2月に「ヨーロッパ企画」の本拠地・京都で撮影、6月に下北沢トリウッドと京都シネマの2館から上映をスタートした後、じわじわと全国に口コミが広がっている。

『ドロステのはてで僕ら』(C)ヨーロッパ企画/トリウッド2020『ドロステのはてで僕ら』
なお、本映画祭のポスタービジュアルのイラストは「ヨーロッパ企画」の角田貴志によるもの。

第12回下北沢映画祭
オンライン開催決定にあたり下北沢映画祭実行委員会は、「私たちはこれまで『映画を観る』『映画を届ける』ための“場所”を作り出すことにこだわりたいと考えてきました。そんな私たちにとって、オンラインでの開催は苦渋の決断でした。ただ、先の見えない状況の中で、映画文化の灯を消さないため、そして下北沢の街に再びにぎわいを取り戻すため、私たちが、いまできることは何かを考えた結果、『中止』という選択肢だけはありませんでした」と説明。

第12回となる今年のテーマは「映画は、いつもの街で待っている」。「世の中が大きく変化しているなか、新たな常識に翻弄されている『いま』のことを考えました。日常はいま、ものすごいスピードで変わっていきます。しかしながら、映画は私たちの手の届くところにある。“変わらないもの”がいつもの街=下北沢にはあるという想いをテーマに込めました。そして、どんな形であっても『新たな才能を発掘する』『多様な自主映画の表現の場を守る』『下北沢の特性を活かした企画を届ける』という、下北沢映画祭本来の目的は実現できると信じております」と語っている。

第12回下北沢映画祭は10月2日(金)~4(日)「STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo Live Theater」にてオンライン開催。

【オンライン上映配信券 販売期間】9月12日(土)午前10時~各プログラム開始5分前まで。

《シネマカフェ編集部》

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