※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

山田裕貴は本編越えのヤバさ…「先生を消す方程式。」スピンオフで怪演俳優として新境地へ

山田裕貴主演のフライングドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」が話題沸騰中、松本まりかや水野美紀ら振り幅の広い俳優たちに注目した。

最新ニュース コラム
注目記事
「先生を消す方程式。」第2話 (C) テレビ朝日
「先生を消す方程式。」第2話 (C) テレビ朝日 全 18 枚
拡大写真
人生にはまさかのことが起こる、当たり前のことが当たり前じゃなくなる――。

教師・義澤経男を演じる田中圭のこの印象的なモノローグから始まる「先生を消す方程式。」。“4C”(4セレブ)と呼ばれる裕福でハイステータスな親を持つ生徒4人が影で牛耳る帝千学園3年D組には、確かにまさかの事件が毎回起こっている。

そのカギを握っているのが、山田裕貴演じる副担任・頼田朝日だ。先日の「先生を消す方程式。」(以下、本編)第2話でも相当危険なセリフで生徒たちを煽る朝日の姿が見られ、SNSを席巻。

「先生を消す方程式。」第2話 (C) テレビ朝日「先生を消す方程式。」第2話
さらにスピンオフとなるフライングドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」では、彼の狂気が炸裂する“絶対に観てはならない恐怖の授業”が繰り広げられている。「若きカメレオン俳優」「憑依系」などと呼ばれてきた俳優・山田裕貴が今作でみせる新境地を「嫌いじゃないです!」と言う人は多そうだ。

「頼田朝日の方程式。」は山田裕貴の振り幅を広げる新境地


「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」山田裕貴 (C)AbemaTV, Inc.山田裕貴
『HiGH&LOW』シリーズの鬼邪高校の村山で彼を知った人も、朝ドラ「なつぞら」の気のいい青年・雪次郎が忘れられない人も、もちろん「海賊戦隊ゴーカイジャー」から応援している人も、この頼田朝日を演じる山田さんはさらなるレベルに辿り着いたと認めざるを得ないだろう。

昨年は舞台「終わりのない」で文化庁芸術祭賞新人賞、今年はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020ニューウェーブ賞を受賞するなど、30代を迎えて実力派俳優としての道を着実に歩んでいる山田さん。真摯までの芝居への情熱や、愛嬌たっぷりの素顔(「なつぞら」撮了時には脇役ながらお祝いのくす玉が用意されたエピソードも)は彼の個性として認知されてきている。

そして今回、フライングドラマ「頼田朝日の方程式。」で山田さん演じる朝日の“最凶の授業”を目にした視聴者からは、「あまりにも怪演で最高◎」「朝日先生の授業、ガチで震える…」「一人芝居でこのセリフ量は、はんぱない」など、その怪演ぶりや山田さん本人も舌を巻くワンカット一人芝居の長ゼリフに話題沸騰中。

「山田裕貴さんのお芝居が凄すぎて…うずくな~~~!!!」と、劇中に頻繁に登場する朝日のキーワードにかけたコメントもあり、“本編越えのヤバさ”と早くも注目を集めている。

「先生を消す方程式。」第2話 (C) テレビ朝日「先生を消す方程式。」第2話
本編中でも、いままさに「うずいてるな~」と分かる仕草をチラ見せするところが憎いうえ、さらに、田中さん演じる義澤の弁当は「僕が作りま~す」と無邪気に発言し、義澤の顔をまじまじと見つめて「可愛い顔してるもんなぁ」と屈託なく言う、その二面性もまた恐ろしい。

「今日の授業、最悪だったよね」から始まるフライングな“最凶の授業”


「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」フライングドラマ (C)AbemaTV, Inc.「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」
まず本編第1話では、田中さん演じる義澤先生が「日々笑っていれば、幸運はついてくる」と、自分なりの“方程式”を授業で披露した。フライングドラマ「頼田朝日の方程式。」では、それを見た朝日が「今日の(義澤先生の)授業、最悪だったよね」と1人で動画を撮影し、それを4Cの刀矢(高橋文哉)や弓(久保田紗友)、薙(森田想)、力(高橋侃)が見守るという構図になっている。

義澤の授業の“復習”としてダメ出しポイントが板書された黒板を背に、教卓でひとり、狂気の限りに自論を展開する朝日は、本編で義澤と握手をして“仲直り”をした力に、「一番大切なのは権力!! 努力は無力!」と言い放つ。

第2話では、本編で「自分を捨ててまで必要な友達なんかいない」と義澤に諭された薙に向かい、「友情=需要×供給」ゆえに「友情ー(需要×供給)=0」、需要と供給がなくなったら友情など消えてしまう、と強弁を振るう。

「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」フライングドラマ (C)AbemaTV, Inc.「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」
それは当たり前の社会規範も倫理観も欠如した、教育に携わる者とはとても思えない言動。新任の義澤を支えるようでいて、実は副担任の朝日こそが4Cをコントロールしていた黒幕的な存在だったことが分かってくる。

注意すべきなのは、朝日を主人公にしたこのスピンオフ作品を“フライングドラマ”と銘打っていること。山田さん自身の言葉によると、今作は「本編の最終話が終わったあとの世界で生徒たちが(動画を)見ている」設定なのだという。

全てが明らかになるはずの本編最終話の先の展開を、今作で少しずつ“フライング”して見せていく。単なるスピンオフではない、いまだかつてない新しいドラマスタイルともなっている。

松本まりか&水野美紀…振り幅の広い熱演をABEMA配信作品でチェック


松本まりか松本まりか
本編で田中さん演じる義澤経男の恋人であり、現在は生命維持装置が外せない状態となっている前野静を演じるのは、松本まりか。元気なときの経男との甘々ぶりも関心を集めているが、その松本さんが大きく注目された作品や、今年上半期に話題をさらった鈴木おさむ氏による「M 愛すべき人がいて」の水野美紀らの振り幅も見逃せない。

松本まりかに山田裕貴も「ホリデイラブ」


浮気される正妻=“サレ妻”・杏寿(仲里依紗)が貫いた“夫婦の正義”が話題を呼んだ「ホリデイラブ」。松本さんが演じた杏寿の夫(塚本高史)の不倫相手・里奈役は、あざとい略奪作戦を繰り広げ、彼女のモラハラ夫役の中村倫也の怪演も相まって話題を呼んだ。また、里奈の仕込みで杏寿を誘惑する年下の優しい男を山田さんが演じている。

水野美紀×松本まりか×小池徹平の三角関係「奪い愛、夏」


「奪い愛、夏」(C)ABEMA
「奪い愛、冬」の鈴木氏と水野さんが再タッグを組んだ本作は、マッチングサイトの敏腕女性社長と広報部の若手社員(小池徹平)、その彼女(松本さん)で危険な愛のトライアングルを繰り広げた。それは濃密で、真っ直ぐすぎるほどの狂愛。広報部の同僚役で田中みな実も出演した。

脇役キャラも強烈「M 愛すべき人がいて」


「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
水野さんといえば、「M 愛すべき人がいて」でアユ(安斉かれん)をデビューさせるために猛特訓するスパルタ鬼講師・天馬まゆみ役も記憶に新しい。あまりのクセの強さに最終回にもお呼びがかかった。眼帯姿の田中さんや、アユのライバル役久保田紗友の豹変ぶりもぜひチェック。

「M 愛すべき人がいて」最終回(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.

高橋文哉のギャップは必見「太陽とオオカミくんには騙されない」


そのギャップに戸惑ってしまうのが、4Cのトップである藤原刀矢役の高橋文哉だ。「仮面ライダーゼロワン」の主人公・飛電或人/仮面ライダーゼロワン役を演じた藤原さんだが、“憧れのヒーロー”のすぐ後に今作のような“悪役=ヒール”を演じることは前代未聞。ドラマ作品ではないが、「太陽とオオカミくんには騙されない」(2018年7~10月)では生見愛瑠との“ふみめる”カップルで視聴者を切なくさせたこともあるだけに、今作での姿に衝撃を受けているファンは多いかも。

それぞれの振り幅演技に、引き続き注目してみてほしい。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]