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菅田将暉&沢田研二、困難乗り越え2人1役で奇跡をつなぐ『キネマの神様』初映像

主演に決定していた志村けんさん代役として沢田研二を迎え、再始動した山田洋次監督『キネマの神様』から、初の本編映像となる特報映像が解禁。公開日も決定。

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『キネマの神様』(C)2021「キネマの神様」製作委員会
『キネマの神様』(C)2021「キネマの神様」製作委員会 全 7 枚
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山田洋次監督が手掛ける、松竹映画100周年の記念作品『キネマの神様』の公開日が2021年4月16日(金)に決定。これまで、主演に決定していた志村けんさんの逝去、新型コロナウイルスによる撮影中断などに直面しつつも、志村さんの代役として沢田研二を迎え再始動した本作から、初の本編映像となる特報映像が解禁となった。

>>『キネマの神様』あらすじ&キャストはこちらから

今回初めて解禁された映像は、若き日のゴウ(菅田さん)がカチンコを片手に映画製作に奮闘していた頃、北川景子演じる銀幕スター・桂園子が主演する作品を、現在、白髪姿になったゴウ(沢田さん)が懐かしさと寂しさ溢れるまなざしで鑑賞する、という2人の姿が重なるシーンから始まる。

『キネマの神様』(C)2021「キネマの神様」製作委員会
映画製作に全身全霊を傾け、夢を追い駆ける若きゴウ。その一方で、妻・淑子(宮本信子)から指摘されるまで思い出せなかったほど、現在のゴウはかつての情熱と輝きを失っていた。この対照的な2人を中心に、ゴウを支える若き日の淑子(永野芽郁)や映写技師のテラシン(野田洋次郎)ら家族・友人たちが映し出されていくエモーショナルな映像だ。

『キネマの神様』(C)2021「キネマの神様」製作委員会
かつての映画青年に何があったのか? そしてゴウの人生に起こった奇跡とは? “映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語であることが分かる特報に仕上がった。



公開日決定に至るまで


2020年1月に映画化を発表した山田監督最新作『キネマの神様』は3月1日にクランクイン、撮影を進めていたが、ちょうど半分を撮り終えた3月末にW主演である志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎の悪化で逝去。突然の訃報に、山田監督をはじめとするキャスト、スタッフは動揺した。

ほどなくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされた。この時点で「再開するのは無理だろう」といった声が世間では数多く上がっていたが、この作品を無事完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じた製作陣は、コロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを開始。

そして、かつて同じ事務所に所属し、先輩後輩同士で非常に仲が良く、「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などの番組、共同のラジオ番組「ジュリけん」やコントなどで志村さんと多く共演した沢田さんが出演を決意。「志村さんのお気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と、志村さんから沢田さんに魂のバトンが渡り再始動した。

撮影再開後もコロナ危機と常に隣り合わせで数々の困難があったが、それを一つずつ乗り越え、ようやく公開日が決定。コロナ禍の影響を大きく受けた映画として、コロナ禍に限らず、様々な苦境に立たされた全ての人と一緒に乗り越えたい、そして無事に公開を迎えることで、勇気と希望を与えたい。きっといる“映画の神様“を信じて――。そんな思いが本作には込められている。

『キネマの神様』は2021年4月16日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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