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新宿武蔵野館&シネマカリテで「新宿東口映画祭」貴重な無声映画や無声アニメなど上映

昨年100周年を迎えた新宿の武蔵野館と姉妹館シネマカリテでは、これまでの100年への感謝とこれからの100年への礎を築くことを願って「新宿東口映画祭」を5月より実施することになった。

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「新宿東口映画祭」メインビジュアル
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昨年100周年を迎えた新宿の武蔵野館と姉妹館シネマカリテでは、これまでの100年への感謝とこれからの100年への礎を築くことを願って「新宿東口映画祭」を5月より実施することになった。

「新宿東口映画祭」は、新宿の歴史・文化をふり返りながら、「映画の街・新宿」として新しい映画文化を発信していくことを目指す。また、武蔵野館・シネマカリテで完結するのではなく、地域のイベントの1つとして新宿東口地区のさらなる活性化、さらに来年以降も継続して開催することにより、新宿からの映画文化を発信していく。

映画祭では活動弁士による無声映画や、懐かしのTVアニメ、新宿に所縁のある作品など、様々な視点から映画を楽しめる多彩な作品を用意。映画がまだ「活動写真」と呼ばれ、音がつかなかった時代は活動弁士たちによる上映が行われてきたが、無声映画や活動弁士の魅力を改めて感じられる作品をラインアップ。

ドイツ表現主義の映画で最も古く、また最も影響力が高いと評され、今日でも世界的に高く評価されている『カリガリ博士』を、かつて武蔵野館で弁士を務めていた徳川夢声と福地悟朗の当時の貴重な音声素材を復元した特別版にて上映。

『カリガリ博士』『カリガリ博士』
また、1886年に原作が出版されて以来、数多く映画化されている「ジキルとハイド」作品の中でも決定版と評価される『狂へる悪魔』と2本立て上映。

『狂へる悪魔』 写真提供:マツダ映画『狂へる悪魔』
そして現存する最古のアニメーション『なまくら刀』や日本漫画にその名を残す『のらくろ』、時代を超えて語り継がれるお伽話の『桃太郎』『雀のお宿』『一寸法師』など、無声アニメの8本を活弁上映。日本独特の映画文化である無声映画の弁士・楽士付上映の心躍るライブ・エンターテインメントの世界を堪能できる。

『のらくろ二等兵』教練の巻・演習の巻 写真提供:マツダ映画社『のらくろ二等兵』
日本映画からは、新宿を舞台に昭和の生んだ大ヒット曲をモチーフに兄妹の愛の姿を描いた『昭和枯れすすき』。ラジオドラマでの人気を受けて映画化されると大ヒットを記録し、氏家眞知子のストールの巻き方が「眞知子巻き」と呼ばれて女性の間で流行した『君の名は』全3部作。

『君の名は・第一部』 (C)1953 松竹株式会社『君の名は・第一部』
さらにアニメーション作品は、製作期間3年、8万枚のセル画を使用し、当時アニメーションで表現するのが最も難しいとされた「火」と「水」の世界を舞台に、水の王子「シリウス」と火の姫「マルタ」の禁じられた悲しい恋の行方を描いたフルアニメーション大作『シリウスの伝説』。

『シリウスの伝説』(C) 2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L618285『シリウスの伝説』
世界中で愛されているサン・テグジュペリ原作の同名児童文学をアニメ化した、夢とメルヘンに満ち溢れた永遠の名作『星の王子さま プチ★プランス』と、意思を持つ巨大ロボットが主人公の少年と合体して敵と戦うという斬新な設定が話題となったロボットアニメーション『アストロガンガー』の豪華ラインアップ。

そして日本中を温かな感動で包み大ヒットした『淪落の人』をはじめ武蔵野エンタテインメント配給作品特集なども上映する。

『閃光少女 Our Shining Days』(C)2017 Edko Films Ltd. All Rights Reserved.『閃光少女 Our Shining Days』
なお、新宿東口映画祭提携企画として、現在活躍中の人気弁士が一堂に会する「第1回 カツベン映画祭」の同時開催も決定。ほかにも、イベント企画や、映画祭の第1回目を彩る話題の新作映画など豪華作品を準備中という。

「新宿東口映画祭」は5月28日(金)~6月10日(木)、武蔵野館・シネマカリテにて開催。

《シネマカフェ編集部》

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