※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

瀧内公美主演『由宇子の天秤』アテネで脚本賞初受賞「間違いなく傑出した作品」

瀧内公美を主演に迎えた映画『由宇子の天秤』が、第27回アテネ国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。世界各国の映画祭を席巻している本作が、脚本賞を受賞するのは今回が初。受賞にあたって春本雄二郎監督から喜びのコメントが到着した。

映画 邦画ニュース
注目記事
『由宇子の天秤』 (C)2020 映画工房春組
『由宇子の天秤』 (C)2020 映画工房春組 全 12 枚
拡大写真

瀧内公美を主演に迎えた映画『由宇子の天秤』が、第27回アテネ国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。世界各国の映画祭を席巻している本作が、脚本賞を受賞するのは今回が初めてとなり、春本雄二郎監督から喜びのコメントが到着した。


>>『由宇子の天秤』あらすじ&キャストはこちらから

アテネ国際映画祭は、現地時間9月22日から10月3日までギリシャで開催されていた今年で27回目を迎える国際映画祭。そのコンペティション部門に選出されていた本作『由宇子の天秤』が見事、最優秀脚本賞に輝いた。

映画祭側は選考理由として、「『由宇子の天秤』は、本映画祭のプログラミング中に見なければならなかった何千もの映画の中で、間違いなく傑出した作品でした。私たちはすぐにこの『物語』に夢中になり、メインコンペティションの選出にいち早く決定した作品の1つであり、『これまでのアテネ国際映画祭の歴史で最高の競争力のあるラインナップである』と私たちが考える基礎を築きました。脚本は、ドキュメンタリー番組と、それを撮影するディレクターの実生活に起きた出来事を見事に倫理的に組み合わせています。相互作用するこの継続的なゲームでは、一体何が真実で何が誤りであるかがどんどん曖昧になっていきます。ドキュメンタリーと現実の間の絶え間ない対立、主人公はジャッジする複雑さを突きつけられていくのです」と語る。

また、春本監督は、「脚本賞の受賞は初めてのことで本当に嬉しく思います。本作は2014年の初稿から、2019年の撮影までに、10回の改稿を繰り返しました。時代が移ろい、人物が増え、テーマを深く掘り下げたり、構成をより緻密にしていく過程は本当に苦労の連続でしたが、それがこうして報われたことに深い喜びを感じています。そして改稿に際して、貴重な時間を割いて、アドバイスをくださったユーロスペースの北條支配人、松島哲也・片渕須直の両プロデューサーに心から感謝をしたいと思います。ありがたいことに日本での公開、たくさんのお客様にご好評をいただいております。今回の受賞がさらに多くの方に本作を届ける弾みになることを願っております」とコメントを寄せている。

本作は、10月2日(土)時点(公開16日目)で国内の動員数が1万人を突破。SNSを中心に絶賛とともに地元の映画館での公開を熱望する口コミが拡散し、公開劇場も5館から60館超えに上映が拡大している。

『由宇子の天秤』は渋谷ユーロスペースほかにて公開中。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]