『RENT/レント』レビュー
「RENT」は映画以前に舞台を観ましたが、音楽がとても美しい作品という印象があります。映画もロザリオ・ドーソンをのぞいてほぼオリジナル・プロードウェイキャストなので、映画版もとにかく歌は文句なしに素晴らしかった。ストーリーは1990年、ニューヨークを舞台に、夢や恋愛やAIDS問題に揺れる若き芸術家たちの物語(オペラ“ラ・ボエーム”現代版)ですが、音楽が際立っている作品だけに、それを映像にすると、少々長いミュージック・ビデオを観ているような感覚に陥ります。でも、舞台とは違ってリアルなニューヨークのストリートや夜景を盛り込まれ、ファンタジックで印象的なシーンもたくさんありました。
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観終わった後に「舞台と映画、どっちが良かった?」と聞かれましたが、「舞台がいいので、映画もいい」と答えました。ミュージカルがダメという方に敢えてオススメはしませんが、音楽やミュージカルが大好きな人はぜひご覧になってみてください。オープニングから鳥肌ものだし、観終わった後、きっと一日中、メイン・ソングの“シーズンズ・オブ・ラヴ”を思わず口ずさんでしまうと思いますよ。
《シネマカフェ編集部》
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