「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京 2006」開催
今年も世界中から良質で面白いドキュメンタリーを集め、一挙に上映する「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京 2006」の開催が決定した。
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1989年に始まり、世界有数のドキュメンタリー映画祭となった山形国際ドキュメンタリー映画祭。今回は2005年の上映作品に、東京上映のオリジナル企画を加え、盛りだくさんの内容となっている。世界から集められた97本ものドキュメンタリー作品を通じて、今何が起こっているか体感出来る貴重な機会となる。
プログラム(一部紹介)
・中国 才気風発!
三峡ダムで今は水の底へと消えた街を驚異のテンションで捉えた『水没の前に』(写真右)。映画史に新たな古典を刻む、たった一人で作り上げた壮大な叙事詩『鉄西区』など、インディペンデント作家たちが時代の大きな変遷を捉えた才気ほとばしる中国作品7本。(『水没の前に』は2005年、9時間の超大作『鉄西区』は2003年に山形映画祭で大賞を受賞)
・中東零年
中東でなにが起こっているかを読み解くためにも今見ておきたい、『ルート181』(写真上)ではパレスティナ出身とイスラエル出身の監督が国連決議の境界線を辿る旅に出かける。7月12日イスラエルがレバノンに攻撃を開始。「中東危機何日目」というカウントダウン報道からは見えない人々の生活や思いを映像に映し出す。テルアヴィヴに住むパレスティナから来た10代の少年を追った『ガーデン』(写真下)はパレスチナからもイスラエルからも見放された少年たちの想いが胸を打つ。
・ジャスティス
上映作品:『イラク — ヤシの影で』『ジャスティス』『ファイナル・ソルーション『リハーサル』『農家に還る』
(その他多数上映)
会場
9月16日(土) 〜9月29日(金):ポレポレ東中野
9月30日(土) 〜10月20日(金):アテネ・フランセ文化センター
主催:シネマトリックス
共催:山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会、アテネ・フランセ文化センター、映画美学校、ポレポレ東中野
《シネマカフェ編集部》
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