動物がいっぱい、アニマル系おすすめ映画 vol.2 映画スターにチュッ
ふわふわもこもこ。その姿を目にしただけで、どんなに落ち込んでいようともつい笑顔がこぼれてしまいます。その名はベンジー。れっきとした映画スターです。私がベンジーに出会ったのは、1970年代。動物が大好きな少女で、犬を飼いたいとお願いしても「きちんと面倒見られるわけがない」と親に言われ続けていた頃のこと。スクリーンで愛らしさを振りまくベンジーへ、自分の犬であるかのように強い想いを寄せたものでした。
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そんなベンジーに会えるなんて! そう、私は先日、生ベンジーに会ってきたのです。これまでにもハリウッドの名監督やスターたち、見目麗しきフランスの人気女優や若手俳優たちと何度もお会いしたけれど、正直言ってこれほど嬉しかったことはなし。どんなに素敵な人に会おうとも、仕事中だからと、写真を一緒に撮ることや、サインをねだることもしてこなかった私ですが、あまりにもキュートなベンジーを前に大興奮。抱きしめつつ記念撮影をした挙句、最後には思わずチュっとやってしまいました。きっとベンジー本人は、見知らぬ人間にいきなり抱きしめられて迷惑だったことでしょう。ごめんなさい。でも、全く反省してません。
私が会った(襲った?)ベンジーは4代目。その新生ベンジーが主演しているのが、シリーズ最新作『ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険』。タイトルのイメージからは、ほのぼのとしたファミリー映画を想像しますが、実はなかなか骨太な社会派映画の一面も。アニマル・ラバーたちが心を痛めている動物虐待の問題にかなりしっかりと言及し、生半可な飼い主たちに喝を入れ、世界にはびこる由々しきペットブームに鋭く切り込んでいます。
観すすめるうち、けっこうシビアなストーリー展開に、これは単なるファミリー映画じゃないなとニヤリ。そこには、動物好きたちが「よくぞやってくれました!」と喜ぶほどにしっかりとした主張が。それもそのはず、動物を愛してやまないジョー・キャンプ監督(シリーズ全てを手がけている方)の、強い信念が反映されたシリーズだから。もちろん、娯楽性はたっぷりですが、ただの動物映画では飽き足らない人、真の犬好きを自称する方にぜひ観て、愛してもらいたい1作なのです。
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