再生の物語に共感『あなたになら言える秘密のこと』石原真理子祈願イベント
誰にも言えない秘密と辛い過去を抱え、抜け殻のような人生を送る女性が、事故で視力を失った男との交流をきっかけにもう一度、自分の人生を生きようとする姿を描いた『あなたになら言える秘密のこと』。ペドロ・アルモドバルの総指揮の下、イザベル・コヘット監督、サラ・ポーリー主演で描かれる愛と再生の物語が2月10日(土)いよいよ公開される。本作の公開を記念し、女優の石原真理子を迎え「涙を幸せに変える!」と題しての祈願イベントが港区・増上寺で行われた。
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数々の秘密を赤裸々に綴った「ふぞろいな秘密」(双葉社)を上梓し、さらに自らが監督を務めての映画化も決定するなど大きな注目を集める石原さん。神妙な面持ちで増上寺の安国殿に上がり祈願を行なった。20分にもおよぶ祈願を終え、“心願成就”と書かれたお札を受け取った石原さんは、何をお祈りしたのか?との報道陣の問いに「この映画を観た人みんなが過去を克服し、前向きに生きることが出来るようにとの祈りをこめました」と説明した。
「人間は再生できる」を自身の人生のテーマと語る石原さんだけに“過去の克服”と“再生”を描いた本作には共感出来る部分が多くあった様子。「深い傷を負うと人はつい壁を作ってしまうもの」と前置きした上で、まさに壁を作って生きてきた主人公・ハンナがジョセフとの出会いによって心を開いてゆくところに「共感しました」と語った。石原さんが秘密を打ち明けられるような異性はどういうタイプの人間か?という質問には「分かりあえる友達みたいな人」と答え、時にユーモアを交えながらハンナと接するジョセフの姿勢を大絶賛。司会者が「今、石原さんにはジョセフのような男性は?」と振ると、全く“秘密”を感じさせることなく笑顔で肯定する場面もあった。
自身のエッセイの映画化という大仕事も控えるが、コヘット監督が描いた「人生に対する希望」をポイントに挙げ、自らの作品に通じるものがある、と語った石原さん。同じ女性監督という意味でもこの作品からパワーをもらえたのでは?との問いかけに力強く頷いた。『あなたになら言える秘密のこと』は2月10日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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