奇跡の実話『潜水服は蝶の夢を見る』がカンヌの舞台で感動を呼び起こす
キューバの亡命作家レイナルド・アレナスの人生を撮った『夜になるまえに』に続き、ジュリアン・シュナーベル監督が再び実在人物の半生を描いた最新作『潜水服は蝶の夢を見る(仮題)』がこのたび第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品される。
最新ニュース
スクープ
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
インディペンデント・スピリット賞オスカー前日に開催。ふっくらお腹のアンジーも出席
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

監督に再びメガホンを取らせたのは、ジャン=ドミニク・ボビーという人物。1995年、女性ファッション誌「ELLE」の編集長であった彼は、43歳という若さで突然、脳溢血で倒れ、そのまま寝たきりの生活を余儀なくされる。働き盛りの年齢で、第一線で活躍していた日々が一変、唯一左眼のまぶたしか動かない身体に。だが、彼を見守る看護婦のサンドリーヌが彼のまぶたの動きに気づき、編集者のクロードが彼に自伝を書く話を持ちかけたことから、彼の新たな人生が幕を開けた——。
左まぶたの瞬きを20万回以上繰り返すことだけで、同名手記を書き上げたという奇跡の実話を完全映画化した本作。ジャンを演じるのは、『キングス&クイーン』などアルノー・デプレシャン監督作品で常連のフランス実力派俳優、マチュー・アマルリック。身体の自由を失い難病と闘う人物をどんな演技で見せてくれるか楽しみである。
現地時間の5月22日(火)にカンヌのスクリーンで上映される『潜水服は蝶の夢を見る(仮題)』。日本では2008年、全国にて公開される。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
-
インディペンデント・スピリット賞オスカー前日に開催。ふっくらお腹のアンジーも出席
最新ニュース -
アカデミー賞候補へ“勝手に授与”vol.2 『潜水服』がど根性で賞に決定!
最新ニュース -
身体の自由がきかなくても、愛と希望は満ちている『潜水服は蝶の夢を見る』
最新ニュース -
ハリウッド同様、大ヒット原作モノが人気──ブログで話題の映画って?<2月5日号>
最新ニュース -
【第80回アカデミー賞】これが本当の前哨戦? アカデミー賞午餐会に候補者ら出席
最新ニュース -
第33回セザール賞ノミネート発表! 『秘密』と『エディット・ピアフ』の行方は?
最新ニュース -
【第80回アカデミー賞】ノミネート発表! 『ゼア・ウィル〜』VS『フィクサー』?
最新ニュース -
ファッション小噺vol.70 ゴールデン・グローブ賞、ストで中止…で嬉しいのは誰?
最新ニュース -
結果発表のみ、スター不在の寂しいゴールデン・グローブ賞
最新ニュース -
第65回ゴールデングローブ賞ノミネート発表! 『スウィーニー・トッド』他が4部門
最新ニュース -
【カンヌ映画祭レポート最終回】賞取り予想と結果発表! あっぱれ、殯チーム!
最新ニュース -
【カンヌ映画祭レポートvol.26】観逃すわけにはいかない! 重厚で見事な1本
最新ニュース
この記事の写真
/