ファッション小噺vol.52 おしゃれエコ・セレブ、ディカプリオからの手紙
毎日暑い、暑すぎる。この暑さは普通じゃありません。湿気といい、温度といい、まさに熱帯という感じ。でも、毎年のように、「この暑さはおかしい、やはり地球温暖化の影響だ!」と言っている割には、何もしていない…という人も多いのでは? 比較的手軽にできるレジバッグ削減も、それほど浸透していないよう。
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バッグにはこだわりをもつ人でも、ビニールの袋には妥協するのはなぜなのか。どんなにおしゃれをしても、ビニールのレジ袋を提げていると妙に生活感がにじみ出て興ざめなものですが。それに、先日、大騒ぎとなったアニヤ・ハインドマーチのエコバッグ。あれだけ飛ぶように売れたのに、あのバッグを持っている人をまだ一人も見かけません。あれを持ってスーパーで買い物をして、キーラ・ナイトレイのように、ぜひネギとかパンとか詰め込んで欲しいもの。かっこいいと思うけれど。
エコをカッコいいことだと広く知らしめることに貢献した人物といえば、レオナルド・ディカプリオもその一人。彼のオフィシャルサイトは、まるで環境保護団体のサイトかと見まがうほど、彼の環境への思いが前面に押し出されています。
私の元にはそんなレオ様から、ときどきメールが届きます。といっても、個人的な交流はありません。彼が行っている環境保護運動のニュースレターを購読しているだけ。格好つけではない、本気の情熱には本当に頭が下がります。
俳優としての知名度・影響力を存分に活用した活動のほか、短編映画『Water Planet』、TVドキュメンタリー「Eco-Town」の製作など、得意の映像分野での活動も熱心。最近届いたメールには、彼製作の最新映画『The 11th Hour』の製作について紹介されていました。
これは、地球温暖化に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。今、私たちがどんな危機に直面し、それがこの惑星の生態系にどんな影響をもたらしているのか、その危機を少しでも回避するために何を始めなくてはならないのかを追った作品で、ミハイル・ゴルバチョフ、スティーヴン・ホーキング博士らをはじめとする50名以上の知識人、活動家の協力を得ているとか。レオの情熱がぎっしり詰まったこの作品。来る8月17日に全米で公開されるので、評判が気になるところ。ハリウッドでもいち早くトヨタのプリウスを愛用し、ハイブリッドカーの世界的な市民権獲得に一役買った彼。その影響力を考えれば、日本でも一日も早く公開されることを期待したいものです。
・レオナルド・ディカプリオのオフィシャルサイト:
http://www.leonardodicaprio.com/
・映画のトレーラーも見られる『The 11th Hour』のオフィシャルサイト:
http://wip.warnerbros.com/11thhour/
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