あの名曲が蘇る『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』マリオン・コティヤール記者会見
時代を超え、国境を越え、そして世代、ジャンルを越えて広く歌い継がれている「愛の讃歌」。この名曲の生みの親である歌姫、エディット・ピアフの生涯を描いた『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』が今年の9月下旬より全国公開される。本作のプロモーションのため、ピアフを演じたマリオン・コティヤールとオリヴィエ・ダアン監督が来日し、8月22日(木)に記者会見を行った。
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
来日は2度目となるマリオンだが、前回も仕事での来日で、ゆっくり観光する時間はとれなかったという。しかし、「この作品のプロモーションで、海外のいろんなところで取材を受けていますが、来日するのが楽しみでした。日本の洗練された文化、感覚、感性というのがとても気に入っています」と笑顔で挨拶。今回も観光の時間はとれないそうだが、疲れを見せずに日本の印象を語ってくれた。
「愛の讃歌」の壮大な世界観を見事スクリーンに映し出し、本人と見まがうようなマリオンの名演技で、来年度のアカデミー賞最有力との呼び声も高い本作。フランスでは国民の10人に1人が観たといわれるほどの大ヒットを記録した。マリオンは「始めはひとごとのような感じで聞いていましたが、アカデミー賞受賞の可能性がだんだんと現実味を帯びてきて、わくわくしてきました。デビュー当時は、まさか自分が賞レースに挑めるとは思っていませんでしたので、とても嬉しいです」と語る。
ダアン監督も「脚本を書いたり、映画を撮っている間に、まさか自分がこの映画を持って世界中にPRしに行くなんて、全く想像していませんでした。意外でしたが、本作が健闘してくれて嬉しい」とフランスでの大ヒットに喜びのコメントを添えた。
「実は、エディット・ピアフの人生について、この作品に出演するまで全く知らなかったんです」と言うマリオン。「彼女の歌は知っていましたが、シナリオを読んで初めて彼女の人生について知りました」。それでも彼女が、伝説の歌姫、エディット・ピアフを蘇らせることができたのはなぜか? 「いろんな本を読みましたし、アーカイヴに残っている彼女の映像などを見て、少しずつピアフの人生を発見していきました。そして、ピアフを演じて、私との共通点を見出していくうちに、私が知らなかった彼女の中にある素晴らしいエネルギーを見つけ出すことができました。それが私にとって大きな喜びとなったのです」。
歌のみならず、演技、そして舞台セットにも注目が集まる『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』。日本では9月下旬より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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