【東京国際映画祭レポートvol.33】眞鍋かをり伝説の特撮映画にへそ出し大興奮!
ジョージ・ルーカスやティム・バートンといった名だたる映画監督たちの尊敬を集め、彼らの創作に計り知れない影響を与えた男、レイ・ハリーハウゼン。ストップ・モーション・アニメーションを駆使して『シンドバッド』シリーズや恐竜映画を世に送り出した彼は、20世紀最大の映像の魔術師の一人と称される。このたび彼が特撮を担当した初期の白黒映画『地球へ2千万マイル』、『水爆と深海の怪物』、『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』の3作品がハリーハウゼン自身の監修の下、カラーライズ化された。10月24日(水)、「レイ・ハリーハウゼン特集」と称して特別招待作品としてこの3作品が上映され、会場にはかつてのオリジナル作品を知る年配のSFファンから今回初めてハリーハウゼン作品に触れる若いファンまで多くの観客がつめかけた。上映前には特別ゲストとしてタレントの眞鍋かをりと落語家の林家いっ平によるトークショーも開かれた。
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眞鍋さんといっ平さんは『シンドバッド』をイメージした衣裳で登場。特に眞鍋さんのへそ出しのセクシー衣裳に観客席からは歓声が上がったが、眞鍋さん曰く「作品に出てくるお姫様の衣裳は実はもっと露出が多くて過激なんですよ。でもそこまでする勇気がないので、私にはこれが精一杯です」とのこと。つめかけた観客の多さには驚いたようで「人気の高い作品なんだということを改めて感じました」と語った。
いっ平さんは「父親(=故・林家三平師匠)がハリーハウゼンの作品が大好きで、いつも『すごい、すごい』って言いながら見てました。おかげで僕は幼稚園の頃のお遊戯会に、まさに今日と同じシンドバッドの衣裳で出たことがあるんですよ」と昭和の爆笑王がハリーハウゼンファンだったことを明かしてくれた。父親の影響でいっ平さんも同じようにファンになったということで「『タイタンの戦い』に『シンドバッド』など、僕の青春を語ってくれる作品ですよ」と懐かしそうに語る。
カラーライズ化された作品を観た感想を求められると眞鍋さんは「とても新鮮に感じました。最近ではどんな映像が出てきても当たり前のように観てしまってましたが、こういうところから少しずつ進歩していったんだな、ということを実感しました」と興奮気味に語ってくれた。
そして2人にハリーハウゼン作品のキャラクターになれるとしたら何の役を演じたいか? と聞いてみると眞鍋さんは「今日の衣裳のようなお姫様もいいですが、せっかくなのでメデューサとかやってみたいですね(笑)、髪の毛動かしたり」との回答。一方のいっ兵さんは「林家一門引き連れて、骸骨軍団やりたいですね」と答え、会場をわかせた。
ちなみに12月19日(水)にはこの日上映される3作品を含むハリーハウゼンの全作品を収めたDVDボックスが、8,000セット限定で発売される。ティム・バートンとの対談の映像など数々の特典映像に加え、『地球へ2千万マイル』に登場する金星竜・イーマの12インチのスタチューも付いてくる。壇上にはこのスタチューが運び込まれたが、これにはゲストの2人も大興奮。「鱗の1枚1枚にもこだわってる!」(眞鍋さん)、「重厚感があってファンにはたまらないですね」(いっ平さん)と、その仕上がりを絶賛した。「まさに映画の教科書です!」といっ平さんが語るレイ・ハリーハウゼン作品。これを観たらルーカスやバートンの作品を観るのがもっと楽しくなるかも!
「レイ・ハリーハウゼン コンプリート・コレクション」
発売日:12月19日(水)
価格:62,790円(税込)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
※日本オリジナル仕様 完全限定8,000セット(DVD19枚組)
「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/
《シネマカフェ編集部》
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