小栗旬、山田優「マイクさんもいいけどやっぱり自分のお父さん」マイク真木がっかり?
伝説のサーファー、ビッグZに憧れるイワトビペンギンのコディが、サーフィン・ワールドカップで最強の敵に挑むサーフィン・アニメ『サーフズ・アップ』。チャンピオンを目指し勝つことだけを望んでいたコディがビッグZや彼の姪のラニと出会い、勝つことだけではない大事な何かを手に入れる青春ムービーである本作が12月15日(土)に公開された。コディ役の小栗旬、ラニ役の山田優、そしてビッグZ役のマイク真木が舞台挨拶を行い、観客は青い画用紙を使ったウェーブでこの3人を迎えた。
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「初日を迎えて嬉しいです」と挨拶した小栗さんは、観客にもう一度ウェーブをリクエスト。「おーーーっ、すごい! ウェーブだ! みなさん、映画はどうでしたか? 楽しかったですか?」と観客に問いかけると会場は大きな拍手。「この拍手をいただけるだけで満足です」とニッコリ。「キャラクターも素晴らしいし、それこそCGという意味でも波の描き方とかが素晴らしいです。自分がお客さんとしてこの映画を観たら、サーフィンの持っている良さというか、自然と一緒になれるという感覚も描かれていて、こんな寒い冬なのにちょっとこう温かくなれる感じが良いなと思います」と本作の魅力について語ってくれた。
コディに出会ったことでサーフィンの魅力を再発見するビッグZを演じたマイク真木さんも「もう一回ウェーブやってください」とおねだり。「ビッグウェーブだ!」とニコニコしていたマイク真木さんだが、「本当にビッグZが私で、今ここにいる僕は…違うものなのではないかというくらい、入り込んでやっておりました。ここにいるのは仮の姿で、みなさんが観ていただいたのが俺なのではないかと…。俺があっちで、あっちが俺で、ここにいる俺は本物じゃなくて、亡霊で…」と、こんがらがったコメントで会場を笑わせていた。そんなマイク真木さんにとって本作の見どころはやはりサーフィンシーン。「ビッグZがチューブの中を抜けたあと、チューブに向き直って、手を合わせるシーンがあるんですけど、あれは実はジェリー・ロペスっていう伝説的なサーファーが実際にやったポーズなんです。それをそのまま使っているので、古いサーファー、早い話が年をとったサーファー、ある意味、俺の代の(笑)サーファーは、ジェリー・ロペスのあの時のシーンだ、って分かったりするんですね。それから現役のプロサーファーのロブ・マチャドとか、ケリー・スレーターがペンギンにそっくりになって出てきたりもして、サーフィンをやってる方が観ても面白いと思いますよ」とのこと。
ライフガードのラニ役は山田優さん。「結構、シュールな笑いがところどころに入っているので、大人の方にも楽しんでいただけると思います!」と挨拶。「コディとラニが2人だけで、ラニの秘密の場所で遊んでいる感じもすごく好きですし、ラニとコディとギークの3人が海で遊んでいる温かい雰囲気もすごく好きですし、もう全部好きです!」と好きなシーンについて教えてくれた。
ビッグZとコディは、いつしか父と息子のような関係を築き上げるのだが、“理想のお父さん像”について質問が。小栗さんは、ちょっと胸を張りアピールしているマイク真木さんを見ながら「本当にマイクさんのようなお父さんが(笑)カッコイイと思うんですが」とコメントするとすかさず「ちょっと地味だけどな、今日は(笑)」とマイクさん。…って、その赤いジャケットのどこが地味なんですか! そんなマイクさんに苦笑しながら「僕の理想のお父さんはやっぱり自分の父親です。今でもすごく尊敬しています」とのこと。山田さんも「自分のお父さんが優しくて大きくて大好き」だそう。マイクさんには“父親として心がけていること”について聞いてみると「特にはないんですが、いくつになっても子供と一緒に遊べる親父でいたい」そうだ。
最後に、「すごく面白くて、ちょっとホットな気分になれる、そしてリゾート感覚も味わえて、こんな寒い冬を吹っ飛ばす熱い映画だと思うので、たくさんの方に観ていただけたらいいなと思っております。“『サーフズ・アップ』良かったよ”っていろんな方に伝えていってくださったら嬉しいです」と小栗さんが挨拶をして舞台挨拶は幕を閉じた。
『サーフズ・アップ』は日比谷スカラ座ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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